┼ 鎖唄 ┼

過去ログ506 2009/8/11 1:45

投稿者:にゃむこ
夜のお客さま

眠れない夜には眠るのやめて
お客さんをまっている。

昨晩2匹のアオアオが来た。

今晩どなたが訪ねてきても、
きっとずぶ濡れ、
外を歩いてきたのなら。

雷のお話をしましょう、
温かいミルクでお迎えします。

[次のお題は?]

8/11 1:45

投稿者:無常
大阪
台風一過
台風はやっと進路を変える
悲しみの叫びをあげ打ち続く雨は
優しく語りかける雨音に変わり
慟哭の唸り声を響かせる雷は遠退いていく
全ての感情を引き裂こうとして荒れ狂う風も
今では穏やかに頬を撫で
まるで別れを惜しむよう

(半年前は荒れ狂うこの台風の真っ只中に投げ出され周りからみれば滑稽と思えるほど道を見失っていた僕なのに…)

もう傘もいらない
もちろん合羽も雨靴だって必要ない

あとは青空になるだけだから
青空になるのがわかっているから

雨が止んだら水溜まりにうつる自分でも誉めてあげようか

青空をバックにスッキリした顔の自分がきっとそこにいるから
[次のお題は?]
台風
8/9 23:16

投稿者:空中ピエロ
男性 24歳 福岡
色褪せない人
透き通った肌

力強い眼差し

長い睫毛に


艶めく黒髪。


今でも街を歩く度に探して仕舞うのさ。


瞼の裏に焼き付いて色褪せ無い


最愛の君を。


「馬鹿ね」と言って笑って欲しい。


…何てね。
[次のお題は?]
回想
8/8 2:54

投稿者:仮面道化
〜睫毛〜
詩 仮面道化


瞼の裏に
入り込んだ
あいつが
取れなくて
痛いよ

でもいっそ
このままでいい
取れないくらいの
あいつが好きだ

いままで一緒に
居てくれた
あいつに感謝しよう

大切な人
いつかまた
此処で
[次のお題は?]
色褪せない人
8/3 4:47
HP

投稿者:ひより
夏の夜
飛ぶ虫の落ちる音

掻きむしる肌の熱

吐息のようなわだかまり

見上げる天井の先には無い未来

瞼の裏で弾く星


今日もじょうずに眠れない
[次のお題は?]
瞼の裏
8/2 10:50

投稿者:空中ピエロ
女性 24歳 福岡
リストラ
僕は生きて居るのですか


僕は何処に居るのですか


僕が君の世界から永遠に追い出されて見上げる2度目の夏

僕の時間はあの夏の夜に置きっ放しのままで


君が僕の首を「もう駄目ね」と切り落としてから2年目の今日

僕の世界は今だに君に奪われたままさ


こんなに苦しむ位なら


ねぇ、いっそ


「もう駄目ね」じゃ無く「要ら無いわ」と言って呉れたら良かったのに。


でなけりゃ僕は廃人さ

君の総てから追放された


廃人なんだ。


…笑っておくれ。
[次のお題は?]
夏の夜
7/30 17:13

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