┼ 鎖唄 ┼
過去ログ594
2011/1/21 21:04
投稿者:林檎陰日向強く手を振った
いじわるなあの子とは帰らない
知らん振りして
逃げ帰る日々
素っ気ない態度と
口をついて出る悲しい言葉
思い出したら足が止まらない
考えてみたら振り返れない
いちばん怖いのはあの子だけど
ほんとはわたしも
寂しいんだってば
聞いて、聞いて
あの子も泣いてたよ
人に浴びせた痛みは
全部自分のものだから
痛いよね、
明日は
「おはよう」言えますように。
[次のお題は?]
ラプンツェル
1/21 21:04
投稿者:おもちゃあまぐも雨雲は 雨を含んでただよう
雨雲は 雨を含んでおもたそうにただよう
大粒 小粒 で降るけども
けしてかなしいわけでなく
ただ雨雲おもたくて
からだをかたむけて
首をもたげてするものだから
なんだかかなしそうで
なんだかせつなそうで
[次のお題は?]
いじめっこ
1/21 19:35
投稿者:ムロフシ男性 32歳 岐阜
雲アナコンダを頬張る君
その横顔
誰よりも美しい
一方、詩は駄作
君には似合わない
みゆ 全て君のことだ
肌は柔らかく尻は臭い
みゆ
これも君のことだ
静かに舐めあげるがいい
今宵もご活躍の
我がアジッサの木
君たち 薬中が
欲しがる理由は分かっている
「いいか諸君!?僕はいつの間にかそびえたっていた訳では無い!!みゆ、君のせいでそびえ立たされていたのだ!!」
[次のお題は?]
フランクフルト
1/21 14:01
投稿者:煙星詩人K滑稽なリズムに合わせ
半透明な一本道
消えそうなかかしに
ありがとう
会釈と微笑
忌み嫌われてもいいと
手を差し伸べた
綺麗な声を
僕は知ってるから
[次のお題は?]
雲
1/21 11:25
投稿者:にゃむこ私の部屋 猫を閉じ込めたまま
私は部屋を出た
そのすきに
あなたは私の猫を救出
こっそりしっかり救出ね
だから私が帰ったとき
扉のあいた檻だけあった
猫はあなたごといなくなったので
すっからかん
私の部屋はすっからかんだ
探しにゆこうかしら
猫の毛を辿って?
いえ それより私は檻にこもって
あなたが来るのを待とうと思う
猫の出口に私の入口
いれかわり立ち代わり
私の部屋は
灰の色をした洋のようだ
[次のお題は?]
黒猫
1/20 23:24
投稿者:黒川満月の夜に無音のヘッドフォンが私たちを救ってくれる
使用できない超能力を持て余して生きてきた
入り口と出口の間でただずっとぼんやりしてる
ブーツの中で湿った足はあの日流した涙だった
無理です無理して無理なこと言って
無理な私は今日も繰り返す
そこに行けばいいのかな
真夜中の線路をたどっていけば
いつか見えるかな
あなたと私の間をまっくらな
夜の風が吹き抜ける
満月がおちる夜に
[次のお題は?]
入り口、出口
1/20 21:02