┼ 鎖唄 ┼
過去ログ598
2011/1/29 11:23
投稿者:翡翠女性
クルり目で光を感じ
耳で音を感じ
舌で味を感じ
手で感触を感じ
肌で痛みを感じ
心で感情を感じる
どこで亡くしたの?
感じる筈の感覚器官
光を無くし
音が消えて
味を亡くし
感触が消えて
痛みを忘れ
私は私を葬った
[次のお題は?]
皮肉
1/29 11:23
投稿者:にゃむこ山彦の中 わたし山彦の中にはいってしまったのかしら
羊水撹拌のリズムで、
はんはんと立ちくらむめまい
耳だけ置き去りにして消えてゆくわたし
内からの圧力が熱い、熱い
それは山彦のなかのよう
静かな氾濫とリフレイン
心音はどこ
わたしはどこ
平静な判定
わたしはここ
まるで山彦が去ったよう
それは平静な判定
わたしはどこ
どこにいるの
[次のお題は?]
感覚器官
1/29 2:14
投稿者:ムロフシ男性 32歳 岐阜
山彦快感のあまり
そこまで叫ぶとは情けない
肌を打つ音がこだまとなり部屋中に響き渡る
みゆ、感じているのだな?
実に美しい
反り返るアジッサの木は完全に膿で腫れている
消毒が必要だ
みゆ 君の口で消毒してくれないか?
お詫びにたっぷりとジャムをご馳走しよう
「いいか諸君!?僕がみゆに惚れている訳ではない。本当に僕が惚れているのはあの子だ。分かるだろ?アップル好きの生きた家畜よ」
[次のお題は?]
尻
1/28 23:25
投稿者:柊地上疲れ果てた旅人に誰かに問いました
どうして歩くことを止めないのかと
疲れ果てた旅人は答えました
一度止まる恐怖を私は知っていると
疲れ果てた旅人の後ろ姿は小さくなっていきます
後悔と葛藤
伝えなければならないことがあります
それを今 伝えるのか
後で 悔やむのか
彼の背中には
少なくとも 悲しいものがありました
[次のお題は?]
山彦
1/28 8:45
投稿者:煙星詩人深い海 この目の前にある東京湾
そこの谷を下りていくと
地底にも続く深海が広がるという
都会の賑やかさにも負けない
深海魚達のネオンサイン
ほんの微かな光さえ見逃さない
死者のような目を持つサメ
今こうして暗闇にいると
奴らの視線を感じずにはいられない
この部屋の寒さは
海底の様を現し
この空気の淀みも
死神のサメのオビレのひと振りに切り裂かれる
獲物を決して離さない鋭利な牙
ひたすら呑み込む強靭な胃袋
人間は地上でもっと
明るく楽しく
生きなければ
こんな深海のルールに則っていたら
いつしか水圧に潰されてしまう…
[次のお題は?]
「地上」でお願いします。所でもう一人の「煙星詩人」さんは私とペンネームがかぶっている事知ってますか?これからも使い続けますか?私が改名しましょうか?
1/28 4:53
投稿者:にゃむこ埋没夜国 赤道 夜道
月の道 ああ
今の道は夜の道
教えて先生
『線分の両端では何が見えるの』
黙って先生
私いまから見に行くのだから
夜道 警告 常夜灯
夢道 両端 眠って 目覚めて
ねえ先生
線のない線分って
私わからない
[次のお題は?]
深海
1/28 1:52