┼ 鎖唄 ┼

過去ログ600 2011/2/1 3:54

投稿者:幽幻 暮芭
何も知らないまま


何も知らないキウィフルーツ

ト ト ト ト ト と 包丁で
切られてく 切られてく

何も知らないキウィフルーツ

る る る る る と鼻歌混じり

少女は切ったスポンジの上に
彼らを上陸させてしまった

ふわふわスポンジクライミング
ふわふわクリーム雪崩の洪水
まるで堤防のように彼らの姿

飾り 焼かれて またテーブルの上

何も知らないキウィフルーツ

何も知らないまま

彼のおやつの飾りになった


[次のお題は?]
カルペ・ディエム
2/1 3:54

投稿者:赤チャマ
0歳
ばぶ
ばぶ
林檎しゃん!乳首を吸わせてくだしゃい お願いでしゅ!チュパチュパと音を立てて吸わせていただきましゅ
[次のお題は?]
ばぶ
2/1 2:42

投稿者:にゃむこ
ある日

みみずを掘って彼の家へ運ぶ
青い箱は案山子だ
みみずをしまって蓋をする

彼の家のきれいな床に
青い蓋と小さなみみずのすじが
現れた時
紫陽花とまち針が電線の上で出会ったような
そんな顔を彼はしていた

私の家の庭の土から
いくすじも
いなくなったみみずの数だけ湯気がたっていた
みみずのママが
ぼうやのご飯を作っていたのだ
キウィのように
何も知らずに

[次のお題は?]
何もしらないキウィフルーツ
2/1 1:17

投稿者:マッシュバーン
22歳

リンゴでも食べる?

優しく語りかけるおさげ髪

時は満ちたよ!!


フルート吹きの海兵が


ダイブする夜明け前


美しい水しぶきを


君はダイヤと言ったね


僕は忘れない


虎に噛まれた君を


今日僕は旅立つ


君の言うダイヤの海へ
[次のお題は?]
湯気
1/31 15:44

投稿者:林檎
らくだ
月明かりに照らされて
空気も凍る冬の砂

らくだは歩く
さくさくと

続く足跡をただ見ていた


あなた月を見たことはないの?

なだらかな山の間に
ぽっかり浮かぶ
美味しそうな橙色

食べたいと思ったことはないの?

「何処へだって行って良い」
そう言われたらあなたは

こんなに美しい景色を捨てて
逃げるんだろうか

これは夢だと知りながら眺める私は
今更何処へ逃げたいのだろうか

ねえ私も乗せてよ

この大きな砂の海を
さくさくと
ただひたすらに横切ってみたいの
[次のお題は?]

1/30 23:45

投稿者:ジャイロマン
真昼の月
さ迷うこと27日


よくここまで辿り着けたものである


すでに手持ちは亀一つ


本当に神様に感謝します


溢れ出す涙が一粒落ちました。


すると、その涙が瞬く間に広がり、なんと、大きな海になりました。
海には豊富なミネラルが含まれているらしく、多種多様の魚たちやサンゴがその海を賑やかにしました。

おや、何やら音が聞こえてきます。遠くで何かが見えます。クジラの親子の様です。ピシャーッという水しぶきが綺麗な虹を作り、僕は踊りました。
すると空がだんだんと暗くなり、嵐がやってきました。クジラの親子は大変です。大変なのはクジラだけではありません。空を飛んでいたカモメたちもです。
僕はただクジラさんたちの無事を祈り、嵐が過ぎるのを待つしかありませんでした。しょせん、自然の前には人間はただのごみのようなものなのかもしれません。
しばらくすると嵐は過ぎ、海面はまた太陽に照らされ輝いていました。

海の怖さを改めて感じ、そしてその素晴らしさ、偉大さを感じました。

家に帰ってご飯をたべました。
[次のお題は?]
らくだ
1/30 20:57

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