Name イシマツ(本物)
「匠の技」7月号
特集 極みの修復
創刊以来大好評!
数々の匠の技をお伝えして参りました「匠の技」
今号では、修復!をテーマにお届けいたします
新たに創作するのではなく、過去の匠の技に敬意を表しつつ
その作品が作られた当時の状態に戻す作業
修復!
現代の名工、匠たちの興味深いお話が伺えるのでは?と、胸が高鳴ります!
それでは、京都在住
古楽器の修復を専門に手掛けておられるマイケル富岡様の工房にお邪魔いたします

いきなり作業途中の作品の画像ですね
マイケルさん、これは?
八弦琵琶やね
俺、楽器のことよう知らんのやけど…
持ち込んだ人がそう言うてたは…
いつの時代の物なのでしょうか?
なんか、正倉院に入ってた言うてたから、ざっと千年はまえのもんと違うかなぁ?
国宝級の代物ですよね!!
これを修復されるわけですか!!
ま、そやね
今の段階で、どういった作業をされているところですか?
うーん、元の塗装がいけてへんかったから、今サンダーで全部剥がしてるところや!

平面はな?
サンダーでガンガンいけるねん!
問題は曲面部分やな!
ここは、面倒でも手でヤスらんとあかんねん
そこが匠の技ということですね!
ま、そゆたらそやね
剥がしたあとの仕上げは、やはり当時の染料や油に近いものを使われるのですよね?
あー?
いや、グッデイが近いからそこで気に入ったスプレー缶を買うて来るよ!
あ、
あ、
そうなんですねー…

カッタウェイ周りとかな!
今からオオゴトな作業に入るんで
こんくらいで、ええか?
はい、ありがとうございました!