1 リヴァイ

夏の日、雷が落ちれば。

おいでと手招き、腕を広げて抱き締め、当たり前のように俺を甘やかすお前へ。

二人で朝陽を望みながらこの日を迎える喜びを…なんて言おうか、
言葉に詰まる内にもうこんな時間だ。

三ヶ月の、ありがとうを。
四ヶ月もどうか、よろしく。

エレン、お前といてどうでもいい日は無いが、特別と定めた今日は、いつにも増してお喋りな俺に付き合ってもらおう。

おやすみ、またあとで。
2 エレン・イェーガー
最高の時間をありがとうございます。
あんなに幸せな朝が来るなんて、思ってもみなかったです。

朝陽が上るまで一緒に居て新しい約束を結んで、笑ったり泣きそうになったり。
雷が落ちなくても甘えてくれるようになったあなたと、確実に距離が近まっていることがすごく嬉しいです。

これから先、いろんな場所にお揃いを身につけて行ける喜びを。
溢れる幸せもふたりでなら零さず抱えきれます。

最愛の人、リヴァイさんへ。
3 リヴァイ
全て一掃して、生まれ変わったこの世界では…お前だけに使いたかった。
それだけだった。
俺には過去がある、そんな事実を…叩きつけたかったわけじゃない。

何もかも言い訳だな。
本音は、
お前の心臓を、返したくない。それだけだ。
だが…お前はその手に持った俺の心臓を、刺す事も握り潰す事も、できる。していい。