1 エレン・イェーガー

オレのお馬さんへ。

なあジャン、覚えてるか。
半年前の今日、お前がオレの物になったんだぜ。

始めは下らねえ話ばっかりだったよな。悪態の応酬ばかりで、今思えば何がお前に惚れた切っ掛けなのか分からねえけど本気の恋ってきっとそう言うモンなんだろ。

御互いがこう言う性格だ、喧嘩も沢山して来たしこれからも諍いは絶えねえと思う。でも、オレはお前とならどんな壁も乗り越えられるって、そう信じてる。

お前に出逢えて良かった、心からそう思う。
これからもオレの傍に居ろよ。


好きだぜ、ジャン。
離してやらねえからな!バーカ!
2 ジャン・キルシュタイン
…、お前の方が馬鹿だろうが、死に急ぎ野郎。こんな柄でもねえ場所でなに書いてやがる。見付けて返事を書いちまってるオレもオレなんだが。

半年間、有り難う。
てめえと過ごして来たこの半年、まあ悪くねえもんだった。こんな時間が続けば良いなと思ってる。

てめえが欲しいだろう台詞は直接言ってやるよ。こう言う場所だから何か期待したか?馬ァ鹿。


エレン、お前はオレのもんだ。離してなんてやらねえから、覚悟してろよ。
──…何だ、少しむず痒いな。…クソ、以上!