1 ベルトルト・フーバー

幸せ者の僕より、君へ

書いてくるとは言ったけど、正直何を書けば良いのか分からない。僕の胸はいつでも君への気持ちで溢れていて、上手く言葉に出来ないよ。君はどんな言葉を貰うと嬉しくなるんだろう。如何せん僕は乙女脳で…君を喜ばせる言葉が言えるかな。…いや、ごめん、多分無理。無理だから、素直な気持ちだけ書いてみることにする。

君と出会って数年。
別れてから…何年?
再会してからは八ヶ月、だったかな。
僕はずっと君を愛してたよ。出会った頃の気持ちは余りにも鮮烈で、あれからこんなに時間が経っているなんて信じられないくらいだ。最初は苦手な人だと思っていたのに、どうしてこんなにも君を好きになったんだろう。

君の一言一句、一挙一動が愛しくて堪らない。君の目は深くて甘くて、いつまでも見つめていたくなる。髪に触れて優しく撫でて、腕の中に抱き寄せたい。四六時中唇を重ねて、君の熱を感じていたい。君の足元に跪いて忠誠じみた愛情を誓っていたいと思うし、強引に組伏せて骨の髄まで僕の存在を叩き込みたいとも思う。

僕の世界で一番綺麗な君。可愛い君。格好良い君。君はいつでも僕の光で、君を想うと何でも出来る気がする。ずっと、ずっとずーっと一緒に居たい。君を守れるくらい強い男になりたいな。君は僕の腕の中で大人しく守られてくれる子じゃないから、いつもハラハラしてしまうよ。…っふ、だけどそういう危なっかしい君も好きだよ。好きだけど、ね。その気になったらいつでも僕の腕の中に落ちておいで。大事にするから。

僕を傍に置いてくれてありがとう。僕の名前を呼んでくれてありがとう。僕を愛してくれてありがとう。

僕は今、世界で一番幸せです。