1 エルヴィン・スミス

アザレアの花束を。

思えば、私がここに言葉を残したことはなかったな。五ヶ月の記念に、花束を添えて贈ろう。

仕事人間だ、と自覚はしている。仕事のない時は落ち着かない感覚さえある。それが、昨日はその仕事を早く片付けたくて仕方なかった。正直…こんな感覚は初めてで、どうすればいいかよく解らない。

解らないが、気分は良い。
君が頭の大半を締めている日常が楽しいし、愛しい。手離したくない。

確かに、ずっとという言葉は非現実的だ。それでもそのずっと、を願うくらい君を愛してる。…私はリアリストだった筈なんだが。しかし君相手なら、調子を崩されることすら楽しいと思うのだから末期だな。

どんな形でもいい。君が居れば、私は満たされる。
この先も、私の傍に居てくれ。

愛している、リヴァイ。