1 リヴァイ

愛の言葉は心臓をもらう日に

お前が出掛けている間に手紙を書こうと思う。どんな言葉を綴ろうか、ずっと考えていたが…いざ筆を持ってみると考えていたこととは違う言葉を書いている、何か変なことを綴っていないか不安だな…。

日に日にお前に惹かれていく…お前の手紙を何度も読み返しているんだ…。こんなにも好きになったのは初めてで俺自身、少し戸惑っている。そんな俺をお前は待つと言ってくれて…嬉しかった、ありがとう。

お前がここへ言葉を書いてくれた時は自惚れかもしれないという心配からそこへ返事をすることができなかった。何度も何度も読んでは…お前に何と聞けばいいのか考えながらドアの前でそわそわしていた。…俺の聞き方が悪かったせいであいつはすぐに察したらしい。遠回しに聞く方法と格好良さを誰かに教わっておくか。

………いつ書くかは秘密だと言ったが呟きを早々に見つけられたから、すぐ見つかりそうな気がする…あいつが見ると分かっていて書くのは恥ずかしすぎる。

お前の心臓をもらう日まで愛の言葉は俺の想いと一緒に心の中で大切に育てていく。その日が来たら…俺の全てを受け取って欲しい、俺もお前の全てを受けとめたい。

これから、たくさん俺にお前のことを教えてくれ。


好きだ…大好きなんだ。