1 リヴァイ

4ヶ月記念。

4ヶ月目…不吉な数字とは良く言うがまさか日を跨いだ瞬間からそれを実感する事になるとはな…。…とは言っても俺の不手際なんだがな。

兎にも角にも4ヶ月、おめでとう、だ…エレン。何時もは鳩を飛ばしているがこういう趣向もたまにはいいだろう?
この4ヶ月…思い馳せてみれば色々な事があったな。最早呼吸と同じ様に俺達二人の間ではなくてはならない物となった互いへの口付けから始まって、俺の誕生日に季節のイベント事、毎月の記念日、たまに下らない事で喧嘩したり不安から来る嫉妬で困らせてみたり、本当に色々な事があった。俺はお前と過ごしてきたこの4ヶ月間、本当に幸せで仕方がない。出逢う以前は当たり前だがお前が俺の隣に居なかったのだと思えば不思議と違和感しか出てこない。そんなにも俺の中でお前の存在は大きくて、愛おしい…。
月並みな言葉となるが、これからもずっとずっと俺の隣で笑っていて欲しい。俺の耳許で言葉を囁いて、俺の指を握って、二人の寝床で毎夜を共に。


愛している、俺の…俺だけのエレン。
これからもよろしく頼むぞ、俺の唯一。
2 エレン・イェーガー
…Ich bin verliebt...,Scheise!

気付いたらいつもみてぇに目潰しして下さい。
…あ、痛くねぇ感じで、お願いします。そろそろ白目が充血する。赤目のオレは、ほら、新兵と言えども、流石に格好悪ぃ。
貴方の痛みで泣かせてくれ。
いや、泣かねぇけどな。ただ幸せも、不幸せも、想う事も、情けない事も、リヴァイ兵長と一緒なだけです。とても心地よくて、こんなわがままなオレに何故兵長が呆れないのか不思議でしかねぇ。だが、貴方を離さないために、理由はぜっってぇー聞いてやんねぇ。
…嘘だ。ちょっとくらいは知ってる。
だって、愛してますもん。

……これくそ恥ずかしくねぇか?
大人はすげぇな、月並みでも、公共の場で吐く言葉がオレに届きながら眼球外の顔すら赤くさせる。…で?なんだっけか。そうそう、4ヶ月な、4ヶ月。貴方もオレの言葉を聞いて爆発してくれ。

兵長、4ヶ月なんてのは長く長い月日だが、まだまだきっとオレ達には足りてねぇんだ。
もっとたくさん居たい。オレだけを好きでいてくれ。

オレだけの、リヴァイ兵士長、

すっげぇ好き。
3 リヴァイ
お前と出逢って六ヶ月目だ、エレン。
遂にこの日が来たな。二人の目標地点にしていた半年が経ったんだぞ…おい。

…―とは言っても正直まだ実感がねぇのが実際だがな。…月日が経っている事さえもわからない位、常に俺の隣にお前が居てくれるからよ…。
毎度の事ながら俺がどれだけ理不尽な事を言って困らせて我が儘を言っても…時にはビンタを喰らわせる事があっても、お前は匙を投げずにきちんと俺と向き合ってぶつかってくれる…―改めて思い返してみれば本当に良くこんな俺と居てくれているなとは、思う。(笑)

これから俺達は一年を目指して走り出す訳だが、お前と共に居れるならばこの道を走ることに何一つ怖い事は無い…―それでもずっと平穏無事に行けるとは思っていねぇが、何が来ても起こってもお前のこの右手を離す事はしねぇ。
愛してるぞ、エレン。


色々聞き足りねぇだろうがこの場所では以上だ。後は直接訪ねて来い。耳にタコが出来る位俺の想いを伝えてやるよ。
4 エレン・イェーガー
Herzlichen Glueckwunsch zu Eurer Verlobung!
…Ich bin´s!!!!!


つー訳で、オレは明日しぬかもしれません。
…冗談、半分冗談ですすみません。ほら、でもオレの冗談すきでしょう。…いやだから、…わかった真面目にな、真面目に話しますよ。いつもオレ真面目ですけど。

半年です。この期日に固執した原因は貴方で、固執したのはオレだ。負い目なんて、貴方は言うが過去は変えられねぇんだから仕方ないです。
日々ははやく過ぎて、と思えりゃ良いが如何せん兵長のいない朝の時間の進みは遅ぇ。刻々と過ぎる時はやっぱり貴方と居る時が一番はやく進む、足りないぐらいに、もっともっとと貪欲になる。理論的な事言うのは好きだが言葉にすんのは苦手なんでこのへんでやめてやる。兵長の方が大人なんですから、意味わかりますよね、

今日から左手がお互い重くなりました。決して気にする重さではねぇし、見た目としては変わり映えがねぇオレだが、くわえて手なんか繋いじゃったりしたら重いどころか軽く感じます。この、軽さはこの先重くなったりもっと軽くなったりかわるかもしんねぇけど、二人一緒ならそんな問題あんまり関係ねぇはずだ。


ねぇ、兵長、

ひとつ言葉を漏らせば次々出てきて口が止まらなそうです。繰り返し繰り返し言って飽きさせねぇ自信はあるが話がすすまねぇから困るな。オレも言葉を落とすのはひとつにしめおきます。本当に何度も繰り返しちまって口止まらねぇ気がするし。

あいしてる。


…あいしてる、兵長、あいしてます。だいすきです。オレだけ、オレだけのリヴァイ兵長、貴方だけ、あいしてる、ずっとずっとあいしてます。ねぇ、本当に、オレ、あいしてるんです。とまらないくらい。あ、い、してます!困った。どうするかな、あいしてるよ、兵長。すぐ、いきます、
5 エレン・イェーガー
Du bist an meiner Seite, jetzt ist alles gut.

気持ちなんてお互いに同じだからあんまり言っても仕方ねぇけど。あと多分、もっと語った方が良いんだろうが、あえてシンプルに言うと

結婚しませんか。

先日から喧嘩が多いけどそのへんどうですか、兵長。貴方はもっと言葉が欲しそうだが、この一言に全部詰め込んでおいて、それを読みとってくれたらいいんじゃねぇかな。
そういう理屈は通用しなそうですけど。…笑うところです。

シンプルに、潔く、

一年間、だいすきで、あいしてました。

二年目、だいすきで、あいしてますけど、いちねんの架台があるオレ達は、もっと、もっともっと、…ね、ほら、そういうこと。


結婚しよ。


(あんまり早くに気づかないことを祈ります、恥ずかしい。)
6 リヴァイ
遂に一年だ…おいエレン、一年だぞ、一年。四ヶ月目には俺に無くてはならないものとなって、六ヶ月目にゃビンタを喰らわしてどれだけ喧嘩してもお前といる事が当たり前になってきて、一年に近付けば近付く程二人で対になる事を互いに意識し始めて、意識すればする程傲慢にお前を求めてしまった挙げ句にまた喧嘩して……―それでもお前は俺の隣にいてくれる。俺の耳許で何度も何度も愛の言葉を囁いてくれる…そういう時俺は本当に幸せ者だと痛感するんだ。

この一年、お前から貰ってばかりのこの愛を今度は俺から返して行こうと思う、こんなツラしたオッサンだ、なかなかテメェの期待するような台詞も素振りも出来なくて素直な物言いは出来ねぇかもしれねぇが、誰よりも何よりもお前の事を大切に思っている。


…―柄じゃねぇし、言葉にするのは大分憚られるが……テメェと…エ、エレンと、俺は生涯を共にいたいと思う。健やかなる時も病める時も何が起こったとしてもお前の傍にいると、ここに誓う。
……………―これ以上の事は毎度の事だが直接お前の顔を見て話したい。今度ここに来る時はお前と永遠の愛を誓った後だと信じて………愛している、エレン。
7 エレン・イェーガー
ここに言葉を残すのは久し振りで少し戸惑った。間違ってねぇかな。

兵長、貴方と会ってたくさんの日が過ぎてます。最近は喧嘩ってしても仲直りしたいよってお互い小出しにしてなにやってるんだろうって事が多いです。変な日々だ。
片時も、離れようとは思わねぇけど、お互いに時期のせいでなかなかデート出来なかったり思うようにいかなかったりも沢山ある。
でもやっぱり貴方は大切だし、たくさんお話をして、触れ合って、なかなかオレがうまくいえなくて、でもたくさん、なんていうかーなーうーーんとーーなーー、とりあえずたっくさんたくさん一緒にいてぇ訳!!わかるか!?まぁもうなんかうまく言えてねぇしグダグダだけどすっげぇ大好きってことだ!!
愛してる!!

もうすぐ二年目になる、兵長。
嬉しくてたまらない、

本当は記念日に言えれば良かったが今朝話してつい幸せで先走りっちまった、ここに言葉を残しておく。我慢出来なくてごめんな。

なぁ、言いたいこと、たくさんあるんだ。大好きってことだけなんだが。

ガキっぽくて言葉もまとまらねぇけど、記念日にもやっぱり大好き愛してる!って精一杯一杯一杯一杯いっぱーい言うからな。宜しく。
あいしてる、オレだけのリヴァイ兵長
8 リヴァイ
2年目だな…。
久し振りに此処に来るが2年前の俺の題名のセンスの無さに驚いた…かといって今俺が新しい題名を付けようと2年目だ、とかになりそうだが………否、そんな事はどうでもいい。
おい、2年目だ。まさか正直こんなに長くお前と居れるとは思ってもみなかった。見てわかると思うが俺はかなり変わり者だし自分勝手だしお前の事を傷付けてばかりいるしな、どうせ捨てられると思っていた…でもそれでもこんな俺の所に帰ってきてくれて、あまつさえ好きだと言ってくれる、それを大切にしなきゃとは身に染みてわかっている筈なのにな…性分か照れなのか上手く形に出来ない俺がいる…ーって、折角の記念だというのに辛気くせぇ話ばっかだな、わりぃ。

兎に角何が言いたいかって、俺たち2年目おめでとう、これからも宜しく頼む、だ。まだまだお前には好きも大好きも愛してるも言い足りてねぇ、寝起きの口付けも行ってくるの挨拶もし足りねぇ。何があってもお前の隣に居ると俺は約束した、だからお前も何があっても俺から離れるんじゃねぇぞ。


俺だけのエレン、愛している。
9 エレン・イェーガー
兵長、記念日おめでとうございます!

何を隠そう、今日で二年です、先日つーかすぐ上の記事みる限りオレ先走り過ぎですけどとにかく!今日!二年記念日な訳です!
感慨深いとしか言いようねぇな…。

なんつーか、一緒にいるのは当たり前だしこれからもそのことになんら疑問はねぇんだけど、でもやっぱり記念日って思うとオレとしては気分が高まる。
当たり前、なんだけどな、不思議だ。
喧嘩とかも勿論してるけど、途端にお互い意地になったり途端に凹んだりそりゃ人間だから色々ある。
ねぇでも、これから、また、日々は続いていきますから、疲れた時でも元気な時でも一緒にいてください。なにかとオレは最近逃げるようになったかもしれねぇけど、しっかり掴んでくれてる兵長にはもう頭もあがらなくなりそうだが、オレは貴方の隣にいる事を選びます。
よくある健やかなる時も病める時も〜みたいな、そんなありきたりな事だが、共にいることを誓います。

あとここだけの話、オレ兵長の事リヴァイさんって呼ぶの好きですけど未だに恥ずかしいです。
なんつーか、でも、兵長って呼び方はそれはそれで大好きなんです。勿論リヴァイさんっていうのも好きだけどな。

これからもずっと宜しくお願いします、兵長、たくさんたくさん、とってもとーっても愛してます!

あとはふたりっきりの場所で言いますね、大好きな兵長に記念日のお祝いをここに置いていきます。これからも宜しく、大好きです。