1 リヴァイ

六ヶ月。自覚の無いタラシ殿へ

半年…か。
肌に触れる風や、枯れた街路樹を見上げりゃ季節の移り変わりを感じるが、どうだろうな、お前との時間に「長かった」という感覚は、特に無い。
六ヶ月……六度目…の今日は、やけに腰が軋む…。察しろ、俺もいい歳なんだよ。終わったら二人して寝るのもいいが、時には撫でさするくらいしやがれ、バチはあたらん。


…なぁ、おい。旦那様よ。
お前はもう聞き飽きたかもしれねぇが、こっちは言い足りない程だ、改めて、ここへ記す。

愛してくれ。
俺ほどお前を愛する奴はいない。
日々の感謝と共に、変わり無い誓いを。
2 エレン・イェーガー
愛しい妻へ。

半年を迎えて喜ぶはずが、べそべそしちゃいましたね。
改めて真剣に考えてくれていることを知り、大きかった好きが益々でかくなりました。

オレは可愛いリヴァイさんが大好きです。
甘えたで泣き虫で、言うこと聞けない悪い子でも…心の底から愛しています。

七ヶ月目は二人で過ごす時間が少しでも長くなるように。
最大級の愛を、あなただけに。
3 リヴァイ
おい、タラシ野郎……ひとの泣き虫事情を何故、ここで言った…。
恥ずかしくてしばらく表を歩けないだろうが…。


エレンよ。
俺は強くない、孤独に弱い。甘えたい、愛されたい、会いたい。その腕の中では、ちっぽけでいたい。
…全てはお前に出逢って知った。一口ずつ千切って与えられる菓子の、えもいわれぬ、甘ったるさ…美味さを。
味をしめるとはよく言ったもんだ。

七ヶ月を待たずに、いつだって長く、深く…お前との時間を味わっていたいよ。
4 エレン・イェーガー
愛しくて可愛い妻へ。

ねぇリヴァイさん、ちゃんと栄養を摂ってますか?一人で上手にご飯食べれてますか?
…触れる時間が少なくなると、こんなことばかり考えてしまいます。

寂しいときはぬいぐるみのお友達に、沢山甘えてください。
オレが帰って来たときは、その百倍この胸に。

大好きです。
あなたの可愛いとこも、甘えたで泣き虫なところの全てが。
5 リヴァイ
大人だから一人で飯くらい食えるし、
本気を出せばぬいぐるみが無くとも寝れる、
全てはお前が…優しいせいだ。甘えてしまうのは。
責任をもって明日は構い倒すように。手抜きは許さん。

心配性、甘やかし旦那様へ。
惜しみなく愛をこめて…妻より。