1 ジャン・キルシュタイン

ハマっちまいそうだ。

そう告げて数日、俺の私生活は馬鹿みてえにお前中心だ。
ハマっちまいそうではなく、ハマっちまってる。お前は如何だ、なんて言葉は野暮だと思ってる。

未だハマりかけなら、存分に俺しか見えねえようにしてやるから覚悟しておけ。

死に急ぎ野郎へ宛てる。

P.S
あのとんでもねえ誤送信は忘れろ、何故なら穴があったら入れてえ程に恥ずかしかったからだ。
2 エレン・イェーガー
バッカ、お前…書いてんなら言えよ、気付かなかったらどうすんだ。
ハマっちまってんのはオレも一緒だ、お前からの鳩はまだかと焦がれるくらいにな。

もう十分ハマらされてんだ、これ以上ハマったら本気で抜けらんねぇだろ?まあ、抜けるつもりも無いけどな。
だからお前ももっとハマっちまえ。

あ、それからあの誤送信はもうオレの記憶に刻まれちまったからな、記憶喪失にでもならねぇと忘れねぇよ。
お前の慌てる姿がすっげぇ面白かったぞ。
3 ジャン・キルシュタイン
あんなやり取りの中言えっかよ、馬鹿かテメェ。
何つーか、一度しか言わねえからよく聞け。

俺の傍を一生離れるな、…寧ろ離さねえ。
その瞳に俺だけ映せ。俺の瞳にはもうお前しか映ってねえ。

…好きだ、エレン。
4 エレン・イェーガー
まぁそれもそうか。お前に馬鹿なんて言われたくねぇぞ。

お前…っ、はっずかしい奴だな…!
でもそんなお前の言葉に嬉しいとか感じちまう自分も今までにねぇ事で恥ずかしい。

お前がオレしか見てねぇっつーんならオレだってお前しか見ねぇ。
離れる予定もねぇよ。つーか離したら殴る。
オレしか映ってねぇんなら、これから先もオレだけ映しとけ。同じ分かそれ以上に見つめ返してやる。

オレも…好きだぞ、ジャン。