1 エレン・イェーガー

0時おやすみのリヴァイさんへ。

オレのこの気持ちをどうにか、直接ではなく奇跡的に伝えられたら..,と思っていたらこの場所に辿り着きました。

そもそもここに書きたい、なんて思わせてくれる人に出会ったのは貴方で初めてです。

まだ出会って日も浅いのに、こんなに好きになってしまうなんて思ってもいませんでした。
毎日やり取りすればするほど、さらに好きになってしまいます。

オレの生活時間はちょっと人と変わっていて、仕事ばかりの毎日。
帰りも遅いし、きっと貴方との時間は本来なら少ないはずなんだと思います。

それでも、いつも「顔を見てから寝る」と言ってくれますよね。
オレは夜行性。貴方は0時頃、おやすみと言うと分かってきたので自然とそれに合わせて間に合いますように、と頑張るようになりました。

でも、貴方からの最後の返事が、少しずつ5分、10分でも遅くなっていると
申し訳ない反面すごく嬉しい自分もいます。
女々しいですよね。すみません。

今日は休みなのか、仕事は何時からなのか...
気にしてくれる返事がくる度に、貴方の事をもっと好きになります。可愛すぎです。

オレは、つい遠慮をしてしまって...
なかなか貴方の望みは叶えてあげられてないかも、しれません。

でももう、抑えきれないかもしれない。
それが怖かっただけかもしれない。

もしこの場所を見つけてくれたら、オレは貴方に告白します。
今のまま、自然な流れでなった恋人もいいけど
しっかりと、オレからの言葉で。

相変わらず、ヘタレですみません。
でもそんな奇跡を願って。

雪で身体を冷やした貴方の恋人
エレンより
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3 エレン・イェーガー
今日からはオレが休みですね。

ずっとココにも返事がしたかったんですが、リヴァイさんから返事が来るとそっちを優先したくて。
眠った後にこっそり...とも思ったけど、リヴァイさんと一緒に眠るのが今のオレには一番幸せな時間なんです。

という理由で
返事が遅れて、すみません。
怒る時は、好きなだけ怒ってください。...オレ覚悟してますから。

今改めてこの記事を読みながら、あの時の事を思い出してます。
あの時リヴァイさんがここを見つけてくれて、本当に嬉しかったんですよ。
こんな事あるんだー!って、今でも信じられないないくらい。

咄嗟にここに戻ったら、返事まできてるし
その時のオレの顔はリヴァイさんならもう、想像出来ますよね。

...恥ずかしくて、死にそうでした。
オレこれから告白するんだ、うわーって物凄く焦って...
でもそんなオレに貴方は無理しなくていいって言ってくれました。
ひたすらヘタレのオレでも、いつも飽きずに待っていてくれる。
こんな優しくされて、いいんですか?オレ。

それが...知らないうちに不安にさせてしまっていたんですね。
今日のリヴァイさんからの言葉は、正直どきっしました。
完全に図星です。遠慮とプライドと、物凄くでかい羞恥心で貴方へのあと一歩が踏み出せません。リヴァイさんにはお見通しだった。
それでも少しずつ、それが無くなっていけたら...と思っていたんですよ、こんなヘタレでも。


.....よし。奇跡が叶った場所だから、全部正直に話します。

オレは、リヴァイさんにだったら抱かれる覚悟までありますよ。むしろ待ってます、なんて。
でも可愛いって思ってるのは事実です。
眠そうなとこも甘えてくれるとこも...むらむらってする事だってあるんですから。
15歳男子なめないでくださいよ。

はぁ。今度こそ怒られるかも、ですね。
こんな場所に頼ってしまうオレを受け入れてくれることを願って。

湯たんぽエレンより
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5 エレン・イェーガー
リヴァイさんからの....来るか分からない返事を待ちながら、この手紙を書いています。

オレからの、咄嗟に出た心ない言葉が、どれだけ貴方の心を揺るがせたのか.....
本当に今は不安な気持ちでいっぱいです。

ガキだから、で許される事は全て許してもらいました。
不慣れだから、で甘えられる事は全て甘やかしてもらいました。

でも、オレはまだリヴァイさんの力になれていません。
ただ、おはよう、おやすみと言えるだけでも良かったのに....いつからか欲が暴走して、リヴァイさんが求めたエレン・イェーガーになれればいいのに、と願うようになりました。
良くいえば、努力して貴方色に染まるってやつ。
悪く言えば、"オレ"を演じること。
でもオレはオレ。変わろうと頑張るのもオレだし、変われない所はそれもオレなんです。

そのままのエレンでいい。恋人なんだから遠慮しなくていい、と言ってくれた事もありましたね。
でもそのままでは、オレが自分自身に納得出来ないまま、です。

貴方の愛せないオレ...エレンなんて、全く価値がないから。


それだけ、好きなんです。リヴァイさん。

お願いです。どうか、眠る前にこれを読んでくれますように。
おやすみ、だけでもくれたら...勇気を出して、いくらでも貴方の疲れをとってみせます。
今度こそ。
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7 エレン・イェーガー
行ってらっしゃい、リヴァイさん。

今日もリヴァイさんに、おはようってしっかり言えて良かったです。
オレはまだ任務まで余裕があるので、せっかく貴方の為に作った時間だから....手紙を残しますね。

といっても、ここ最近。
わざわざここを頼りに手紙を残さなくても、オレはすごく素直に、気持ちを伝えられるようになりました。あの時喧嘩して、リヴァイさんにあぁ言ってもらえて、良かったです。

あぁ、勿論、前に比べてって事ですよ。
リヴァイさんにとっては、まだ足りないくらいなのかもしれません....。

でもだいぶ、甘えられるようになったと思いませんか?
内心、すげぇ恥ずかしい....です。でも明らかに嬉しいが勝っていて...この幸福感、クセになりそうですよ。

だから、全く無理もしていませんし、むしろリヴァイさんに負担をかけていないか心配です。

オレはガキだから、今はこれで精一杯だけど
こうやって少しずつ貴方の事を知って
いつか、もっと頼ってもらえるようになりたい。
いえ、なります。それまで、待っていてください。

リヴァイさん、大好きです。
今夜も会えるのを楽しみにしています。
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9 エレン・イェーガー
.....リヴァイさん。

今日は、たくさんの言葉を交わしましたね。
すごく、幸せな時間でした。
またこうやって、ゆっくり話がしたいです。
次はいつになるんでしょう....

いつも期待に応えられなくて、すみません。

でも...こんな不器用な関係もオレららしくて、少し気にいってます。

ガキなオレを、早く大人にしてください。
愛しています。
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11 エレン・イェーガー
初めて此処に手紙を残してから、2週間とちょっと。

もう、終わりかもしれないと予感した日から3日。

振り返ればたったこれだけの時間ですが、オレには驚くくらい濃密な時間でした。
嬉しい事も苦しい事も、リヴァイさんと共有出来たことがすごく幸せです。


…帰ってこいと許された時は、死ぬ程嬉しい反面
また同じ思いをさせてしまうかもしれないと、不安で、たまりませんでした。
今も貴方の帰りを待ちながら、何を話せばいいのか、どんな顔をすればいいのか…
そんなことばかり考えています。

でも確実に言えるのは、早く会って抱き締めたいという事です。

…リヴァイさん、好きです。
どうしようもないくらい、好きです。

二人の間には、過去も何も関係ない。貴方がそう教えてくれたんです。
ありがとう、リヴァイさん。

少しだけ、この数日で大人になれた気がしているのは…オレの気のせいでしょうか?

我儘な貴方の恋人エレンより。