1 エレン・イェーガー

新雪に足跡

今日は七ヶ月記念日。
オレの大切な妻へ。

幸せで楽しい一日、毎日そうなはずなのに今日は格段に違いましたね。

二人でお揃いの服を着て、ゆっくり食べる甘い菓子。
お絵かき大会になったのは…今思い出しても、小さく笑ってしまいます。

リヴァイさんの嬉しい顔、難しい顔、ぷんぷんした顔。恥ずかしがっていやいやするときや…泣きそうにベソかくときも。
愛しい以外に表現できないほど、オレはあなたに惚れています。

どうか来月の記念日も共に。
あなたのことを心の底から愛しています。
ここに偽りない誓いを。

まゆげ犬より。
2 リヴァイ
まずは、
幾度も書いては破り捨て、貴重な紙を無駄にした事を…詫びる。

七ヶ月。まゆげさん改め…旦那さんへ。
くどい様だが、お前といて特別がつかない日は無ぇ。
楽しい、嬉しい、寂しい、恥ずかしい。自分の顔面が、こうも様々色を変える事…久しく実感する日々だ。
来月の昨日も、思い出し笑いするほどの一日を、共に過ごそう。
(ただし……そろそろ人の下着をどうにか覗こうと身を屈めるのは、止さねえか。思春期め…。)


エレン。変わり無い誓いと共に、
今日もお前を、愛している。
3 リヴァイ
常に俺を見抜いていろよ。
僅か二センチの変化すら見逃さないテメェだろうが、この………、…止そう、こんなのは、犬も食わねえ下らん嫉妬だ。

今夜は先に寝るといい。
俺も自責を込めて独り眠ろう。

だが、これだけは言わせてもらうぞ。

おやすみ、エレン。愛してる、俺のまゆげさん。
4 エレン・イェーガー
最近悲しませてばかりですね。
あなたを愛しているのに。

誰かに嫉妬する必要ないぐらい、リヴァイさんに惚れてるんですよ。
もう少し信じてください、オレも利口になります。

誰より一等、愛しています。
だから…寝相で抱きつくのは許してください。