1 エルヴィン・スミス

ふと眺めれば。

それなりの時間が経っているね。

毎日交わし触れ合う体温の心地良さに慣れて、時間の流れを、日々の有難みを忘れてしまうのではないか…などと思ったりもしたよ。だがそれは杞憂のようだ。
いつになったら慣れるのだろう。お前の体温の優しさと言ったら…声の温かみ、掌の温もり全て。日々を過ごし愛しさが募る一方だ。いつまでもずっと感じていたくなる。

私にこのような幸せが訪れるなんてね。夢にも思わなかったよ。幸せすぎて怖く…なんてなりもしない程に、私は今とても幸せだよ。

ありがとう。私の手を取ってくれて。
この手は生涯、お前と共に歩むために繋いでいよう。
これでは何かの誓いのようだね。

いつも想っているよ。愛しい私の。