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3 リヴァイ
お前と迎える二度目の節目の日に、感謝と両手に抱えきれないくらいの愛情を捧ぐ。
零時ちょうどに記したくて、任務上がりにこっそりと準備をしているこのささやかな愛情表現を見つけた時、お前がどんな顔をするのか想像するだけで溜まった疲れも吹っ飛んじまうから不思議なもんだな。
ひと月という長いようで短いこの間にも、思い返してみれば色々なことがあったな。
俺が勝手に不安になって突っ走ったり、誕生日にお前を泣かしたり…いつか必ず家族になるという約束を込めた銀の指輪を貰ったりと、毎日がたくさんの幸せで満ち溢れている。
「眠れないから」とあの時繋いだ手と手の間から生まれた何かが、今はより強く温かな光となって俺の胸に宿る。
少し前までは何となく食い潰していた時間をそんな風に穏やかな気持ちで重ねていけるのも、全部お前のお陰だエレン。
お前があの日俺を引き止めて、お前が勇気を出して最初の一歩を踏み出してくれたからこうして今も二人で一緒にいられるんだ。本当に、いくら感謝してもしたりねぇよ。
そんなお前は最近とても急がしそうで、朝も早く夜も遅いのに、それでも欠かさず俺に声を届けてくれて…嬉しい一方で知らず知らずの内に無理をさせていないかと心配にもなっている。
だからいざ話せてもちゃんと休めだのさっさと寝ろだのと説教臭い言葉ばかりが飛び出して、我ながらなんて可愛げのねぇ野郎だと呆れもしている。…本当はもっと話していたいって、心の奥で叫んでる癖にな。
でもそんな俺をお前は好きだと言ってくれて、幸せだといつもたくさんの気持ちを伝えてくれる。
その気持ちにちゃんと俺も応えられているのかと考えるとまだまだ至らねぇ部分がたくさんあって…与えてもらうばかりではなく、これからまた長い時間をかけてそれをお前に返していければいいと思う。
それがいつになるか分からねぇが、だからこそどうかこの先も俺と共に歩んでくれ。
愛している…俺の唯一無二のお前を誰よりも。

そうこうしている間に、お前からの鳩が飛んできた。…毛布まみれのベッドの寝心地はどうだ?エレン。
任務中の俺に恥ずかしい思いをさせた罰だからな、それは。
待ってろ、すぐに会いに行くから。俺の大切な伴侶よ。

追伸:茶会に行くのはいいがまた人のことをエロ…(ごにょごにょ)だの言いやがったら毛布でぐるぐる巻きにしてやるからな!
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