1 エレン・イェーガー

ほっぺたあむ

オレの可愛い、リヴァイさんへ。

まずは八ヶ月目、ありがとうございます。
つい最近七ヶ月のお祝いをしたと思ったのに…二人で過ごすと、時の流れが速いですね。

柔らかいほっぺた噛んだり、ご飯を食べさせたり、まるまった背中にのし掛かったり、無理矢理厚着をさせたり。
…オレが仕掛けることに、全力で反応してくれるリヴァイさんが大好きです。
いつも楽しい、嬉しいで過ごしたいと、あなたに笑顔でいてほしいと強く思います。

九ヶ月目に向けて、変わらない愛をあなただけに。

黄色い熊の眉毛に似た、あなたの旦那より。
2 リヴァイ
八ヶ月と一日、昼寝は程々に。

…間に合いそうになかったんで、このタイトルを用意していたんだが。まさか……鮮やかに先を越されたな。

ここ数日は、度重なる体調不良で心配を掛けた。
八回目の祝いの席で…食事の世話をさせちまうとは…なんだ、まぁ、年上の面目もクソもねぇが…ありがとうよ。
この先もお前がいれば、俺はどっこい生きていけそうな甘ったれた考えでいるんだが。強ち間違っていないと笑ってほしい。

これまでも、これからさきも、甘やかし英雄は俺の為にのみ存在する事を…誓え。

日毎増すばかりの執着を、愛情とない交ぜにして…捧ぐ。
エレン、
困った顔が愛され過ぎて少々困惑気味の、奥様より。
3 リヴァイ
あと一時間もしない内に、テメェは眠いと言い出すんだろう。
その前にこの手紙を書き置いて、俺も眠るとする。


エレン、この世界にお前がいること。数々の偶然と運命に惜しみ無く感謝を。
明日は声を上げて…歌おう、お前の誕生日は素晴らしい。

ありがとう、エレン。
お前がいて俺は幸せ者だよ。


照れ臭いから零時は待たずに。
奥さんより。
4 エレン・イェーガー
大好きなリヴァイさんへ!

リヴァイさんとまったり過ごせる日は、普段の何倍も楽しいです。
一人待つ布団の中で、もだもだとそんなことばかり。

すきすきだいすき、愛してる!ちゅちゅちゅ!
付き合い始めからどんどん濃厚さが増していますね。
毎日愛させてくれて、愛してくれて…本当にありがとうございます!
日々の感謝を、最愛のあなたに。

エレンより
5 リヴァイ
なにか、見えない空気に潰されそうな夜、目を瞑るのが無性に恐ろしくて……透明な液体に封じた四つ葉を眺めていた。
俺はお前のように、綺麗な物を見つけてやれない。貰ってばかりで増えていく一方で、なにか少しでも返せただろうか?

間抜けな恋人をもって苦労するまゆげさんへ、
これでも賢くなってお前を安心させたい…よだれより。

愛を込めて、九ヶ月と三日分の感謝を。

おやすみ。
6 エレン・イェーガー
九ヶ月と九日目。
まだ起きないあなたに、しつこいキスをほっぺたに。

泣き虫で甘えん坊で、少しわがままなオレのリヴァイさん。
心配性と過保護が加速して、あなたを縛りつけているのはオレかもしれませんね。

明日は溢れるよだれも、食べこぼしも、オレが全部拭いてあげます。
ほっぺたのちゅうばかりがご不満なら、たくさん唇にキスをください。

愛と感謝をこめて。
腹八分目、昼ご飯をたらふく食べてきます。

まゆげより
7 リヴァイ
まさか本当に…あの場で指輪を買っちまうとはな…お前の男前には驚かされる事が多い。


エレン、お前を幸せにしてみせる。
この指輪が秘めた言葉のように。
愛を捧げるよ。

少し早い祝福を、ありがとう。