1 リヴァイ

俺のエレンへ。

エレン。
今日で1ヶ月だな。日記にしようと思ったが、前にここに書いたのを消したのをお前が泣いてた事を思い出したから改めて書き残そうと思う。

1ヶ月……短い間に色々あったな。

お前が相手だから乗り越えられた出来事がたくさんあると思う。

例の一件を除けば喧嘩とかしてねぇんだな。
俺がこの世界にきてすぐにお前に出会った。あのとき話しかけてくれて嬉しかった。
それからほぼ毎日やりとりしてるな。
俺のネガティブなところも見られていたと思うとクソ恥ずかしい。ひきこもりてぇ。
もう見れねぇに何書いたかも明確に覚えてるわけじゃねぇが、お前のことで頭がいっぱいだったのは覚えている。

お前と付き合って1ヶ月。

まだまだたくさんの花を咲かせていこう。

愛してる、エレン。

お前に俺をくれてやる
2 エレン・イェーガー
今日から二カ月目になりますね。

敢えて先月綴らずに居たのは驚かせる為と言葉が上手く纏まらなかったからです。きっと兵長は綴ると思って期待をして居たと思いますが焦らしてしまってすみません。
何を綴ろうかとペンを手に取り紙に向かえば出て来るのは愛してる、好きですと言う言葉以上にありがとうと言う言葉でした。
兵長と出会いオレは人に愛される幸福を知りました。今まで何時も不安で別れに脅えて毎日毎日明日を迎えれるのかとビクビクした付き合いばかりで一緒に居る幸せを中々感じる事はありませんでした。だけど兵長と出会い、思いを告げられその手を取り愛される喜びを知りました。朝起きて最初の挨拶を交わし寝る前には就寝の言葉を交わす、早く会いたくて触れたくて任務の間も待ち切れ無くて抜け出して叫んだり。一日に一体何回するんだと言う位にキスをしてるのに足りなくて朝から晩まで馬鹿みたいにしてるのに飽きる事もありません。抱き締めて腕の中に居るのに足りなくてもっともっとと抱き締めてしまいますね。

兵長の事を思うと涙が溢れます。悲しいからでは無くて嬉しくて幸せで愛しくて。

兵長、兵長、兵長、…リヴァイさん。

名前を呼ぶと胸が熱くなります。

オレの馬鹿な出来心で一度は離れかけた手をもう一度繋ぎこうして傍に居てくれてありがとうございます。オレを好きになってくれてありがとうございます。オレに幸せをくれてありがとうございます。

沢山の感謝とありったけのオレの大好きでこれからも兵長と幸せを紡ぎます。
一カ月後もオレの隣で笑って居て下さい。

誤字もふにゃふにゃしてる所もイケメンじゃ無い所も大好きです。例え他の誰が何と言おうと兵長はオレの一番です。

格好良く無くてもオレの最高の兵長です。


―愛してます、あなたのエレン・イェーガーより―
3 エレン・イェーガー
今日で三ヶ月目になりました。
前の言葉を綴ってから一ヶ月も経ったのにオレの中ではつい最近の様な気がします。

この三ヶ月一度の喧嘩以外喧嘩と言うものも無く毎日毎日愛を確かめあっていますね。二人でこれがリア充だとかバカップルだと笑って念願の惚気茶と言うのにも参加しましたね。
惚気と言うのが苦手はオレが初めて他人の前で兵長の事を惚気た時には頭から湯気が出ましたよ、それ位に恥かしかったんです。でもそれを聞いた兵長が凄く嬉しそうでもっと早く一緒に連れて行ってあげるべきでしたね。

オレが何かをする度に心から喜んでくれるあなたのその笑顔を…他の人から見たら何時もと変わらない無表情と言うかもしれませんがオレには笑顔に見えるんですけどね、その笑顔を見る度に次は何をしてあげようかと色々と悩みます。そろそろ小ネタも見付からなくて焦ってるんですよ。

リヴァイさん。
オレと一緒で幸せを感じてくれていますか?
オレはリヴァイさんと一緒に居るだけで幸せを感じて居ます。
この幸せがリヴァイさんに沢山伝わると良いなと話しながら抱き締めてるんです。

朝起きて挨拶をして、寝る前にもお休みを言ってその有触れた何気ない事が愛おしい。
体調が悪くて心配を掛けてしまった時にも優しくオレを看病してくれて有難う御座いました。

次の一ヵ月も変わらずオレと一緒に居て下さい。
喧嘩をするかもしれません、泣かせてしまうかもしれません。それでもオレはリヴァイさんをそれ以上に幸せにします。

大好きです、言葉にならない気持ちを山程込めて叫びます。

節目の三ヶ月とも言いますが必ず乗り切りましょう。


リヴァイさんだけのエレン・イェーガーより。
4 エレン・イェーガー
無事に四ヶ月目を迎える事が出来ました。これもオレとリヴァイさんが積み重ねた新たな一歩ですね。

また新たな節目を迎える前に喧嘩をしましたね。でもそれによってお互いを思い遣る事が出来たとオレは思って居ます。リヴァイさんもそう思って居てくれたら嬉しいな。
毎度毎度同じ事をしか言えず自分の語弊力の無さに愕然としますがそれでも毎回喜んでくれるリヴァイさんの顔を見るとそれでも良いかと思ってしまいます。

一緒に居るのが当たり前になって朝の挨拶から夜のお休みなさい迄、必ずしないと違和感を感じる程に一緒に居ますね。
こう見えてオレ本当は面倒臭がりなんですよ、それでも毎日欠かさず出来るのはやっぱり臭い台詞で言うなら愛故にってやつです。

最近はとある問題でリヴァイさんに悲しい思いをさせてしまいました。全面的にオレが悪いですから必ずこの問題も解決してみせますんでリヴァイさんも長い目で見てくれるとありがたいです。

次の節目も乗り越えて二人で此れからも一緒に過ごして下さい。
幸せにします、絶対に。オレを選んでくれた事を後悔なんてさせません。

愛してます、リヴァイさん。貴方のエレン・イェーガーより。
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7 エレン・イェーガー
リヴァイさん、遂に六ヵ月…半年記念日です。
一年の半分を一緒に過ごして来た事になるんですよ、凄いですね。

ここまで来るにあたって色々な事が有りましたね、勿論毎日何事も無く過ごせるに越した事は有りませんが、喧嘩の一つすらオレは愛しく思えます。

最近はオレよりもリヴァイさんの方が雄々しくて…若干立場が危ういのではないかと心配ですが、どんなリヴァイさんも好きで愛せてしまうので問題は無いなーなんて思ってますよ。

記念日が近付く度に今度はどんな言葉を残そうか、そんなそわそわした気持で今日と言う日を迎えましたが、前回の屈辱を果たす事が出来て本当に良かった。

朝は必ずおはようと言う、それに対してリヴァイさんが頑張って来いと言ってくれる。何気ない事ですがとても大事な事だと思ってます。
リヴァイさんからの返事が無いとどうしても心配になるし、何度も鳩が飛んで来ないか窓を確かめに行きます。勿論寝坊した時にはオレも飛ばせないのに…オレって我儘ですね。
正直朝が弱いオレにとって、その作業も愛が無ければ出来ません、本当の本当に弱いですよ。

些細な事で喧嘩もするオレ達ですけど、オレの知り合いからは馬鹿っぷる仄々で羨ましいなとか言われてるんです、リヴァイさんは少し抜けてて…ふわっふわしてて天然で、二人で惚気茶会になんて行くと大抵笑いに走って周りから微笑ましいとか言われたり、でもそれって凄く幸せな事で、もしそんな当たり前の事すら出来なくなったらとリヴァイさんが寝てしまった後に考えたりするんです。

でもオレは絶対リヴァイさんを手放したりなんてしません、寧ろ逃がしませんよ。

それとオレ達のこの大事な記念日、今日はスーパームーン…仲秋の名月です。おめでたい日に更におめでたい事が重なりました。
重ねようとしても重ねる事が出来ないんですからオレ達をお祝いしてくれてるみたいですよね。
だからそんな今日に因んで言いたい事が有ります。


リヴァイさん、月が綺麗ですね。


また来月も一緒に今日をお祝いして下さいね。
貴方のエレン・イェーガーより。
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