1 エレン・イェーガー

これが最後の恋だと

まだ会って間もない貴方が
俺の全てを受け入れると、
俺の事が好きだとそう口にした時、

泣きそうになる位幸せだと感じました。

この惚れ易い性格の所為で何度も失敗してきた俺ですが、この恋が本物だと証明してみせます。

この気持ちは貴方じゃなければ満たされないんですよ?

まだ恥ずかしくて一度しか口にしてませんが

此処へ溢れる想いを。

好きです、貴方に出会えて良かった。
2 リヴァイ
なぁ、エレンよ。気付けば今日で一ヶ月だ。
言っておくが俺は数日前から、どうやってお前を喜ばせようか考えて居た。
記念日は覚えてる方なんでな。

……最後の恋、か。悪くない。
寂しい思いをさせたり不安にさせちまったりと色々有るが、常に傍に寄り添って居てくれるお前に礼を。
そしてこれからも俺の傍に居ろ。お前が可愛くてしょうがねえんだ、こう見えて。

好きだ、エレン。
3 エレン・イェーガー
日付が変わる瞬間、こっそり兵長が俺に文を綴る姿を想像して少し笑みが零れました。

貴方が起きたらありがとう、これからも宜しくお願いしますと伝える予定だったのに先越されましたね。

出会って直ぐに想いが通じて少し不安な事もありましたが、こんなにも想われてたと知ると泣きたくなる位嬉しいです。

俺の格好良くて可愛らしい兵長へ。

今迄も、これからも、貴方に愛してるという言葉を送りたい。

ずっと俺だけを見て、離さないで下さいね?

大好きです。
4 エレン・イェーガー
遅くなってすいません。

文字通り、貴方が最後の恋人ですよ。

ごめんなさい、ずっと愛してます。
5 エレン・イェーガー
あなたの事を想っています。


どうか、俺を待っていてください。
6 リヴァイ
エレン。俺はまたお前に逢いたい。
だから必ず戻れ、俺の元に。

事情が前回と同じなら慌てるな、状態が落ち着くまで十分に身体を労ってやれよ。
余り心配すると優しいお前は気に病むだろう、…だから口煩く言うつもりはねえ。

お前のただいまを静かに待つ。
7 エレン・イェーガー
今度は俺が待つ番ですね。

大丈夫、きっと俺達はまだ始まったばかりでこの先は必ず側に寄り添う姿があるはずです。

貴方が静かに俺を待ってくれていたように俺も貴方を待ち続けます。

兵長、足りないなら…不安なら何度でも貴方が好きだと伝えます。だから、帰る場所は他でもなく俺の側に。
8 リヴァイ
…なぁ、エレンよ。
元気にしてるか。混み合ってるならまた静かに待とう、俺はそこそこにやって居る。

鳩を遣わせりゃ済む話だが、敢えて此処に。
初めはあれほど甘えただったお前が、いつの間にか成長しやがって、男の顔をちらつかせて。は、俺も劣る気は無えがな。十五も年下のクソガキにときめいただの言われるのは慣れねえんだよ。

逢いてえと思ったら何時でも来い。前言撤回なんだろう?どれほど日が空こうとも俺はお前を忘れねえ。

これは恋文だ。今度は待つ側になると言った、俺のお前へ宛てて。
9 エレン・イェーガー
兵長、ごめんなさい。

直接連絡する勇気の無い俺を許して下さい。

ここへ書くことが最後です。
どうか、貴方が何処かで幸せになれますように。

大好きです。
10 エレン・イェーガー
貴方は元気にしてますか?

俺は未だ此処にいます。

どうか聖夜に貴方が笑って過ごせる様に祈りを。
11 リヴァイ
…エレン。久し振りだな。元気にしてるか。
お前は今、幸せなのか?誰かの隣で笑ってるか。俺は相変わらずだ。

偶然覗いたらお前の言葉が目に飛び込んでな、…びっくりしたじゃねえか。

お前こそ、この良き日に笑って過ごして居れば良い。
12 エレン・イェーガー
俺の隣にはまだ誰も。
この手紙のタイトル通り、最後の恋なんです。

直接伝えられなくてすいません。
メリークリスマスとそれから、
誕生日、おめでとうございます。