1 エルヴィン・スミス

甘ったれ

一晩から一週間。一週間から永遠に。
募る想いは軽い気持ちを重くさせる。
迷惑じゃないか、苦しくないか、めんどうになっていないか…お前を愛しく思うほどに、段々と不安になる。

俺はお前に心底惚れているよ。
今も昔もお前しか見ていない。
…ああ、早く触れたい。

自らを甘ったれだという私だけの愛しいリヴァイへ…今日もお前を愛してる。
2 エルヴィン・スミス
お前の秘密の手帳を読んだらそわそわして、恥ずかしいが心はとても暖かくて…そんななんともいえない甘酸っぱさを感じた。

嬉しくて、幸せで、いてもたってもいられなくなってリヴァイから貰った言葉をはじめて読み返すことにしたんだ。改めてお前の愛を受け取ったよ。感情を伝えるのが下手なお前の精一杯の言葉は、俺の心に積み重なって結局逆効果…こうしてここに言葉を残してしまうほどにお前が愛しくて仕方がなくなってしまった。

"明日も手紙を…"
お前のこの言葉が、俺達のはじまり。
俺を求めてくれてありがとう。名を呼んでくれてありがとう。伝えてくれてありがとう。

愛してる。
もうお前を離さない。絶対誰にも渡さないよ。
3 リヴァイ
おい、どういう事だ、こりゃあ…俺への愛情がだだ漏れで、見れば見る程全身がむず痒くなる。
紳士ぶったおっさんが何やらかしてくれてんだ気持ち悪い。……クソ。
お前がとことん甘やかしてくれた所為で俺は本当の甘ったれになっちまったと日を重ねる毎に熟感じる。
言われるがまま素直になればなるだけお前の術中に嵌まる気がして気乗りはしねぇが居心地が良い事に間違いは無い。
これからも出来るだけ長くお前との時間が続けば良いと思う。
4 エルヴィン・スミス
お前といると、世界が美しく色付いていく。

寂しく静かなモノクロの世界に終止符を。
5 エルヴィン・スミス
一ヶ月記念日。

リヴァイからとても嬉しい贈り物を貰った。私は記念日だとか…そういうものには縁がない生活を送っていたがあの子には、何かあげたい。と思う。きっとお前ならなんでも喜んでくれるんだろう?……はは、幸福者だな俺は。


さて、濃い一ヶ月をありがとう。
甘ったれだろうと、いくら不安になろうと関係なしに、これから私との付き合いは長くなるから覚悟しておけよ。
…だらだら書くのは苦手だ、一番伝えたいことを最後に…


今日も愛してる
6 リヴァイ
素直過ぎる所、友人に嫉妬する所、俺を怒ろうとして寝ちまう所、甘ったれな俺にふにゃふにゃほだされちまう所、一つ一つゆっくりと、確実に、色々なお前が見られて俺は日々幸せを噛み締める。
俺を幼児のように扱う所、女のように扱う所、依存するもされるも悪くない。
お前なら信じられる。
互いが互いの翼となるように。
7 エル
リヴァイは最近、任務が忙しく帰ってからも慣れない雑務に勤しんでいる。そして、それを終えてもいつも早起きの為すぐに眠りについてしまう。

寂しくないと言えば嘘になるが気持ちをただぶつけても迷惑な時もあるだろう。
だから、いたって普通の俺でいようと頑張っている。しかしそう考えると普段どうやって接しているのかわからなくなって、なんだか他人行儀になっているような気がする。
それはそれで、お前を不安にさせたり悲しませたりしてしまうのに…。


リヴァイ、俺がお前を好きなのは今も昔も変わらないよ。
こんな不器用な俺だがこれからも私の元へ帰っておいで。

ゆっくり出来る時が来たら、一緒にティータイムを楽しもう。
8 リヴァイ
いつもお前の傍に。薬指に誓う。
9 エルヴィン
美味しいケーキをありがとう。
祝われてこんなに嬉しく感じることが出来たのはお前だからだろうな。
10 リヴァイ
時々、どうしようもなく自分の気持ちを伝えたくて仕方無くなる。押し付けがましいと理解していながらも。つい。
11 リヴァイ
間の空いた俺からの鳩に必ず返事をくれるお前の心の広さに甘えて、随分と放置しちまったこの場所にもまた言葉を重ねる。
いつだってそうだ。お前が全部許すから。ぐずぐずに甘やかすから。だから、どうしてもお前から離れられない。どうしてくれるんだ馬鹿野郎。
なぁ。寂しい想いもさせただろう。支えるも糞もあったもんじゃねぇよな。これでも恋人って言えんのか。不安になって何度も問う。から。何度でも答えて欲しい。
…ただただ待っていてくれる。優しさ、包容力の塊みてぇなお前が、…今でも。
12 エルヴィン・スミス
慣れだろうか…寂しいと思うことは減った。
これを一般的には気持ちが離れたというのかもしれないが、そうじゃない。
彼は帰ってくる。
一ヶ月丸々時間が空いたとしても、リヴァイは必ず私の元へ帰ってくる。
寂しい、時間が空いた、会いたくなった…理由はなんだっていい。私は彼の止まり木であることをとても嬉しく思っている。
だから、いつでも帰っておいで。そのかわり土産話の一つでも聞かせてくれ。
13 リヴァイ
この先お前が何らかのアクションを起こしてこねぇ限り、俺からはもう何も送らない。この記事を上げちまうのは正直気が引けるが俺は俺の出来る限りの事をしておきたい。なぁエルヴィンよ。そんなに俺が嫌いになっちまったのか。
白紙でも。日記の更新でも。とにかく何か、何か確証が欲しい。ただ待ってるだけっつーのは…、どうにも、息が詰まる。