1 リヴァイ

仕事に妬いた結果。

頻繁に会えないのは仕方ない、解ってる。仕事なら仕方ない。だが面白くない上に退屈だ、餓える、渇く。
仕返しに距離を置いてやろうとした。自分勝手は重々承知の上だ、八つ当たりとも言う。

そうでもしなければ、いっそお前を怒らせて少し引き離さなければ、お前恋しさに何を口走るかわからない。
それでも相変わらず毎日、一日の終わりにやって来ては、ただいま、と、愛してる、と言ってくれる。九ヶ月の日、流石に視界がぼやけた。
どうしても離したくないのは俺だ。
愛してる、愛してる、愛してる、心の底から。お前だけを。
こんな身勝手で我が儘且つ臆病者を愛してるなんて言うのはお前くらいだ。
何故。お前ほどの男が、何故俺なんだ。

直接なんか言わないがお前は良い男だ、誰より格好良い最高の男前だ。優しく、暖かく、強く、綺麗な人間だ。
俺には勿体ない。

好きで、好きで愛しくて自制も出来ない程に愛してる。
………愛してる、本当に、お前だけを。
もう最近は言えなくなった、から、ここで。

なぁ、…愛してる、お前だけだ。
エルヴィン。