1 ミケ・ザカリアス

横に倒せば無限大の数字

月が変わるとそろそろ記念日だなと思うようになった。
今夜8回目の記念日を無事迎えられることに祝福と感謝を贈る。
先月も今月も時間に余裕がないために以前ほど祝うことは出来ないが、それでも満たされているのは俺だけに限ったことではないだろう。
お前と出会わなければ記念日など考えもしなかったのに、大した変化だ。

この一ヶ月で色々とあった。俺もお前も、状況が変わったり心境の変化があったり。
だがその中でも変わらぬものがある。
お前を愛おしいと思う心だ。
寧ろ日に日に増している。溢れんばかりの感情を言葉にも行動にも表しているが、それでも足りない。足りるはずがない。
だから何度も言ったが、改めて宣言だ。
人一倍臆病なお前が抱える不安も恐怖も俺が削ぎ落とす。

さて、この頃は秋めいた空気の冷たさをふとした瞬間に感じる。俺を手放せなくなる季節ももうすぐそこまで来ている証拠だな。
まずは一年という節目を目指してこれからも宜しく頼む。