1 リヴァイ

秘密

 

温かな言葉を吐くのは得意じゃねぇが、お前との日々に感謝の意を込めて。


俺はお前の事が好きだ。

そう伝えるのが、日常になって、自分自身の気持ちが軽くなったように感じた。
俺がそう言うのが当たり前に思われている気がした。
今でも、口にするのが苦手なのは変わってねぇ。口にする度に、緊張してる。

お前が伝えてくれた言葉で返せないのは、悪いと思ってた。
俺には、その言葉はそうそう口に出来ない。
それは、俺の信じられない言葉だ。
耳にするのも、辛い言葉だ。

それでも、お前がずっと伝えてくれるなら、いつか、返せるかもしれないと思った。
信じられる日がくるかもしれないと、そう思った。


お前から、もうその言葉が聞けないんだとしたら、それは、恐らく悲しい。
そう感じる位に、お前を信じてるんだと実感した。


それ位、お前が好きだ。
それ程、お前が好きだ。

言葉は難しい。

お前が好きだ、と
___が好きだ、では、
違うのかも、俺にはよく分からない。


ただ、
俺が想ってるのは、お前だ。

今後、優しいお前を傷付ける事のない言葉を贈れるよう、切に願う。


 

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