1 リヴァイ

俺の湯たんぽ

別に特別な日でも何でもねぇが、無性に書き残したくなったからお前に内緒で残そうと思う。
エレン、エレン。あの日に出逢ってから今日まで、こんな俺を愛してくれて本当にありがとう。「ありがとう」と言う言葉だけじゃ足りねぇ位、エレンには感謝している。
冬のクソ寒い時に出逢って、春、夏、秋…そして今現在、一緒に過ごせてすげぇ幸せだ。その場限りがこんなに長く続くとは思わなかったし、好きになるとも思わなかった。
エレンの優しさに甘えてばかりで、何時かは嫌われるのでは…と、不安になる事がある。悪い方へ考え、エレンから離れるべきかと思い悩んだ日々もあったが、何処かへ行ったりしねぇから。ずっと傍に居ると約束したしな。エレンとなら大丈夫だ。お前も俺から離れるなよ?
これから本格的に寒くなる。今もクソ寒いが。湯たんぽは必需品だ。…おいコラ、何時まで待たせやがる。余り俺を待たせるな。早く温めに来い。…俺も、温めてやるから。

好きだ、エレン。今日も愛している。
寝ちまうかもしれないが、お前の帰還を心待ちにしている。