1 アルミン・アルレルト

君にあってからもう何年になるかな。
こんなに長く一緒に居てもらえるなんて今でも信じられないくらい。

朝日が差し込む寝室の窓に、任務から帰ってきた玄関先。時には任務中立体機動に移った僕の顔面に。いつ何時も君の鳩は僕の元へ手紙を届けてくれたね?
手紙の封を開封するたびに胸が躍り、綴られた言葉に任務の疲れも忘れてしまうくらいに。僕は君しか見れなくなっているよ。

あの時…もし、君が僕に声をかけてくれなかったら、今頃僕達はどうなっていただろうか…?なんて、考えてみたりする時もあるけど…君がいない人生なんて考えられないんだ。

僕を見つけてくれて、この手を取ってくれて、ありがとう。