1 エルヴィン

愛しい私だけの小鳥へ

ここへ言葉を残すのは初めてだ。いつもの方でも構わなかったのだが、すぐに流れて沈んでしまうよりも、心の中に留めておきたいと思ったのだが、何を綴ればいいのだろうか。
私の愛しい天使、お前と出会って2度目の冬だ。一緒にまた誕生日を祝えてよかった。

私は、あまり言葉が上手い方ではないかもしれない。それなのに独占欲が強くて、我儘も多い。私のやりたいことに、お前を振り回しているかもしれない。
食事をしたら寝てしまうお前に、苦言すら呈したこともある。団長あるまじく、さみしさをぶつけてしまうことも。
それでも、嫌な顔をせず笑ってくれるお前に、癒されているんだ。
愛しているよ、私の最愛の奥さん。ケーキの残りは冷蔵庫に置いておくから、また明日食べようか。