1 Levi

秘事は睫

年の瀬に巡り会った縁は今も変わらず俺とお前を繋げてくれたまま、

柄にもなく、想いばかりが募る一方だ。

全て伝えるには気恥ずかしい。

「秘事は睫」

ここならお前の眼も届かねぇだろう。
2 Levi
お前と出逢って一月と少しが過ぎた。

もう一月、まだ一月。あっと言う間に感じながらも、まだこれから先もずっと共に居れると思える自分がいる。

お前が隣にいて、寄り添って、ただそれだけで心が落ち着くような気分になって、
懲りずにお前は俺に愛してると囁いてくるから、俺は気恥ずかしくなって悪態を吐く。

この暖かな時間を、
いつだって大切にしたい。

今日も変わらず愛している、エレン。

ー…こんなに糖度が増すとは思わなかったぞ。
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4 Levi
2ヶ月と少しが経った。
忙しい合間を縫って逢瀬を繰り返す。

「愛しています」

胸焼けしてしまいそうな言葉だが…悪くない。

ようやくキスが出来たな、エレン。
お前も少しは幸せだと感じてくれているだろうか。
5 リヴァイ
季節が変わって少し汗ばむ程になったが朝と夜は肌寒い。お前の温もりがまだまだ欲しくなってしまう。

しばらく筆を置いたままでいたが、また書き留めようと思う。

これからは二人で、な。
6 エレン・イェーガー
出逢った季節は真冬、寒さに弱すぎた俺に心の芯から、温かい貴方を見つけることが出来てから花が芽吹き、もうすぐ俺はあまり得意としない季節、夏がやって来る。それでも俺は、密かに貴方との想い出をと色々とプランを計画中。夏と言えば花火、カキ氷、夏祭り、浴衣…結構楽しみなイベントが。

俺が忙しいせいでゆっくりはできていませんが、確実に愛で繋がっている…そう思える。こんなに誰かを恋い焦がれ、毎日想えるなんて、どんなに幸せなことか…貴方も、感じてくれていたらいいな、なんて。
早くこの腕に抱きしめて、貴方を感じたい。はやく、はやく。リヴァイさん。愛しています、心から。
7 エレン・イェーガー
どうしてか、時は流れるのが早く感じる。ここを書き留めてから1年弱くらい…経ってる。

…さっきこっそりリヴァイさんの寝顔を隠し撮りしておいた。だってよ…可愛くて。これは残さねぇと!って思って。
そしたらさ…なんでか、すごく愛おしくなっちまいました。本当に、愛してるじゃ足りないくらい。
あのピンキーリングをもらってからというもの、毎日毎日そのリングにキスをしてます。任務へ向かう前にも。そうすると、リヴァイさんも頑張れって言ってくれているような気がして……女みてぇだな…すげえ嬉しい。
約束のお手紙もまだ書いてないから、今週の休みにでも書きます。貴方への愛をたっぷり詰め込んで。

ねぇ、リヴァイさん…なかなか時間は合わないですけど…俺、リヴァイさんと一生側に居られる気がするんです。不思議と。
リヴァイさんは…どう思ってるんでしょう。同じ思いだと、嬉しい。

リヴァイさん、愛してます。この想いは常に溢れるばかりです。
8 エレン・イェーガー
…リヴァイさんの声、聞いてみたい……怒られちまうかな。
でも、…聞いてみたい。