1 エルヴィン・スミス

野良猫みたいな君へ

君と出会って一年が過ぎた。
沢山笑い合ったり、時には意見のすれ違いもあった。だけど今ではそれも良い想い出で、此れから共に過ごす時間を考えると単なる通過点に過ぎない。

出会った頃より俺は君を大切に出来ているかい?リヴァイ。

これからも良き友として君の傍に居させてくれ。君の心安らぐ場所で在り続けたい。
そして気まぐれな野良猫でドラ猫である、君の優しい飼い主が現れる事をずっと見守っているよ。
2 リヴァイ
もう一年か。
大切に出来ているかだと…言葉を交わしている今を思えば答えはわかるだろうが。

それから、お前に心配されるまでもねぇ、愛らしい子犬が俺の足元に居る。
だが、よき友としてのお前の気持ちは有り難く受け取ろう。
これからも宜しく、エルヴィンよ。
3 エルヴィン・スミス
君は覚えているかい?リヴァイ。
俺達は去年もこの時期に似た様な会話をしていたな。勿論今年も見えなかったわけだが。
三度目の正直だ、来年は小高い丘の上で一緒に見よう。流れ星に君と君の恋人との仲も上手くいくようにお願いするさ。