ジャンに言われて気付いたこの場所。
言われなければ絶対に気が付かなかった。それくらい今までの僕からは程遠い場所だからね。

最初は短期、その日だけのつもりだった。
まさか次の日に引き留めてもらえるなんて思ってなかったからとても吃驚した。
それと同時にとても嬉しかったんだ…ジャンには恥ずかしいから言ってなかったけどね。

出会ってから今日まで、任務が忙しかったり大変な合間を縫って僕の相手をしてくれて僕の元に帰ってきてくれる。
おかえり、ただいま。が言えることや鳩が来ることがこんなに幸せだと思わなかった。
段々と僕に見せてくれる部分が多くなってきて、その度に鼓動が騒ぐ。

出会う前のことが思い出せないくらい、ジャンと過ごせている今がとても充実してる。

僕の毎日を色鮮やかにしてくれて、ありがとう。
あの時の僕を拾ってくれて、ありがとう。

バカ猫は酷いな…けど、口が悪いのも許せるくらい僕に君は必要。
どんなジャンも僕は好きだよ…と、あとは鳩に言葉を預けようかな。

さて、ジャンがいつ気付くかわからないけど…早めに気付いたら猫からなにか贈り物でもしようかな。
あいにく僕はご褒美もらい損ねたけどね。

任務を頑張っている、ジャンへ。


追伸、猫の躾これから頑張ってね。