1 エルヴィン

これからお前の下着は…

私が干しておいてやるから洗濯は任せなさい。

まぁ、このタイトルから解ったかもしれんが…。取り敢えず、お前と同棲する事にまで発展出来た喜びを一筆残してみようと思って慣れない場所に出向いてみた次第だ。

まさか、下着泥棒…いや、決して盗みなどしてはいないが、あの下着の取り込みが切っ掛けで久しぶりの休暇も心から楽しめた。
こんなにゆっくりとお前を感じれたのはいつぶりだったか。

これからは任務も家でも一緒に居れると思うと表情が緩んでしまうよ。

リィ、早く荷造りを済ませて私の元へ来なさい。
この命令は最優先事項だ。

愛してるよ。
私だけの仔猫ちゃん。
2 リヴァイ
いや、あれは取り込んだんじゃなくて盗んだんだろう?

あの日を懐かしく思うなんて考えもしなかった。こんな幸せな道につながるとも。

エルヴィン、荷物をまとめてすぐに行く。
これから俺たちは寝ても起きても一緒だ。飽きた、なんて言わせねぇからな。

飼い主にしか懐かない黒猫、リィより
誰より愛しい俺の恋人、エルヴィンに宛てる。
3 エルヴィン
「愛」とは「心」で「受」ける物。
だから、私は此処に誓おう。
愛国心より愛君心と…。
お前を守り愛でる事こそが、今の私の勤めだろう?
なんて、言ったらお前は笑うだろうか。

ただ、伴侶に迎えるからには冗談ではなく一番にお前を想い行動するよ。
愛君心に偽りはない。

式が待ち遠しいよ、リィ。
君に似合うウェディングドレス見立てないといけないな、なんて。ははは


ウェディングドレス…。
うむ、悪くない。
4 リヴァイ
急にお前に言葉を紡ぎたくなった。

エルヴィン、荷物をまとめてやっとお前の家に到着した。
早く新しい生活に慣れて、弁当を持たせてやりたい。

愛君心を持った愛妻家になってくれ。
俺は愛君心を持った良妻になると約束する。

エルヴィン、愛してる。
俺の全てを懸けて、お前についていこう。この手を離すなよ。