1 リヴァイ

餓狼に告ぐ

『俺』が外に出るのはこれが最後だ。
今だけは、この姿で言葉を残すことを赦せ。

泉に投げ込まれた言の葉が水飛沫を上げ、枯れかけていた花に再び生命を吹き込んだ。
お前が傍に居る限り、形が崩れても、色が褪せても、ずっと咲き続けるだろう。

愛している、エレン。

幾久しく。
2 リヴァイ
エレンよ、幸せになれ。
3 リヴァイ
さようなら。
4 リヴァイ
再会と別離の日々はもう終わりだ。
雪豹はずっとお前のそばにいる。