1 リヴァイ
餓狼に告ぐ
『俺』が外に出るのはこれが最後だ。
今だけは、この姿で言葉を残すことを赦せ。
泉に投げ込まれた言の葉が水飛沫を上げ、枯れかけていた花に再び生命を吹き込んだ。
お前が傍に居る限り、形が崩れても、色が褪せても、ずっと咲き続けるだろう。
愛している、エレン。
幾久しく。
今だけは、この姿で言葉を残すことを赦せ。
泉に投げ込まれた言の葉が水飛沫を上げ、枯れかけていた花に再び生命を吹き込んだ。
お前が傍に居る限り、形が崩れても、色が褪せても、ずっと咲き続けるだろう。
愛している、エレン。
幾久しく。