1 エレン・イェーガー

再会、冬。雪降る空あなたを想う。

あなたと正式に離れて三日目、嫌と言う程自分がまだ齢十五のガキだと思い知らされた。冬になればまた逢いに行こうと大口を叩いておきながら、風が冷たくなる前にオレの心臓が冷たくなってしまうんじゃないかって思うくらい、心が空っぽだ。
あなたを好きな気持ちは未だ変わらないし、ソッチもそうであって欲しい。過去形にするには、大切になり過ぎました。

──オレがいつかその日々に飽きて、迎えに行かないとでも思っているなら、甘え。行ってやる。もし帰って来なかったとしても、別の誰かと幸せになっていたとしても、必ず逢いに行く。
いつの日か二人で幸せになる未来を夢見て。あなたがいないと秋が嫌いになりそう、とだけ。

一方通行?上等だっての。待ってろよ、オレの愛しき人。
季節を跨ぐなんてあっと言う間。その時が来たら、かっさらいに行ってやろう。