1 リヴァイ

無題

お前と出逢って一年が過ぎたが、もう無理だ。

お前に取っての優先順位は明らかにいつも別の奴にある。それがあからさまに透けて見えちまうのに萎えるなってのが無理な話だろ。聞き分けよく待つのも、蔑ろにされ続けんのも、嫉妬を抑える日々も、もう限界なんだよ。

お前に取って、恋人ってのは何だったんだろうな。
約束だからと手配をしたものの、白い花束すらお前には届かなくなっていた。だから、無言のまま消えるが許せよ。

お前を愛していた。
だが、もう、愛してない。