1 エレン・イェーガー

無題

あなたに送ってた手紙を見返してて、なんだか呆れちまった…。
そん時は必死に考えて、どうしたらあなたに届くか、あなたの気持ちに響くかって一生懸命書いて送ったけど…今、あなたがそれを見てるかも疑わしいとなれば…その必死さは滑稽だ。

ねえ…もう忘れるまでなんも言わないつもりなんですか?
会いたいなぁって…思うことすら馬鹿らしくなったら…俺は壁外に行くしかないですよね…。

あなたの腕の中以外で幸せなんてみつかんねぇ…
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3 エレン・イェーガー
今胸にある孤独も、誰にも心から甘えられない現状も…全部後遺症だ。

根本であなたを求めてるから、ずっと孤独。
灰色になった世界に馴染んできたけど、感情は失ったまま。愛情を疑ったまま。
幸せになんてなれるはずもなく。友人に対しても嘘をついて仮面をかぶって生きている。

あなたの声が聞きたい。
ただそれだけの願いが叶わない。
4 エレン・イェーガー
都合のいいやつにしたくない…か。
あなたを忘れるために友を求め、向上の為にと相手を求め、そして捨てられていく俺はあなた以外の誰かにとって都合のいい人間だ。

もうどうしたらいい?
あなた以外のことなんてやっぱり考えられない。愛せない…。
でもあなたはもう俺を愛してくれない…。
こんな自分になるくらいならやっぱりこの世界に戻らなければよかった。
愛する気持ちなんて知らなければよかった…。
友達でいいからと…縋っておけばよかった。
5 エレン・イェーガー
あの言葉は…俺のあなたですか…?

どうしたらいいんだよ…。
俺だってあなたが俺に会いたくないならそうしてやりたい。俺がもうあなたに必要ないことくらいわかってる…。
でも俺はもうあなたじゃないと満たされない。俺の幸せは願うだけ無駄です…もう幸せになれない。