1 リヴァイ

自己嫌悪

何時だって望み欲し心底から求める物は手に入らない。
追えば追う程、願いの強い分だけまるで必死に逃げて行く様で。
ちらりと掠めた指先に残る物は暖かさではなく猛烈な飢餓に似た落胆。

ならば諦めてしまえば良いのに、そうと分かっていて追い求める自分の愚かさに吐き気がする。