1 リヴァイ

不安と安堵

自分の我が儘に振り回されて傷つけていないかと不安になる。
その度に自己嫌悪に陥ってお前の顔が見たいのに会いに行けなくなる。
これじゃあ繰り返してる様なもんじゃねぇか。
失ってからじゃ遅いと理解している。
それでも止まらない衝動に、時折お前を解放してやった方が良いんじゃないかと思う。
そんな事を言えばお前は「そんな事か」と笑ってくれるが、それが何時迄も続く訳じゃ無いことだって十二分に理解している。
お前がそう言ってくれる度に安堵して、再び繰り返し不安に陥っては突き放したくなる。
何とかしねぇと。
此の儘じゃ、本当にお前を失っちまう。