1 リヴァイ

インターホンの向こうに戻る

あの呟きがお前かどうかは確信が持てんが、エルヴィンよ、
…賽の目は出たらしいな。

鳴らない電子音はつまりはそういうことだろうと判断する。
堪え性がなくてすまんな。

たったの一日、我慢が適わずお前をうんざりさせちまったのなら謝りてぇんだ。
三日待ったのだからと焦った俺が悪い。
……色々と、性急すぎたんだろう、きっと。

有り難う、短い間だったが楽しかった。
いつかまたどこかで会えたのなら、そうだな……どうか笑顔でいてくれ。