1 ミカサ

無題

似ている話を見かけた。私が知っているのは違う世界の話だからあれはあなたではないだろうが…。

あの時、もう一度待たせて欲しいと言っていたらどうなっていたのだろう。一年中、ほぼずっと一緒だったからかあなたの存在は意外と私の中で大きいものだった。ふとした時、あなたを思い出して寂しくなる。

二つの首飾り、娘が出来たら髪飾りを作ろうと思っていた。あなたにやりたいことを色々話せば良かった。私は否定してばかりだったからきっとやりたくないと思っていると思ったに違いない。
これを期に後悔するのはもう止めて、前へ進もう。少しだけあなたを待ちながら。