1 リヴァイ

当日、動揺した。
翌日、呆然とした。
五日目、絶望した。
一週間、思い知った。

十日目、少し落ち着いた。
十二日目、もう大丈夫だと思った。
二週間、涙が溢れた。


お前がいなきゃ、と得意の無いものねだりをしてしまう。
あの日泣かなかった自分は存外強い人間だったんだと思っていたのは間違いだった。
お前を失って、あまりの衝撃に感覚が麻痺していたんだろう。
涙が止まらねぇ。
お前が残した日記を読み返して、目の前が霞んで見えやしねぇ。

…帰ってきてくれよ、なぁ。
なぁ…お前がいなきゃ、駄目なんだ。