1 リヴァイ

うそつき

毎日告げていた言葉。

昨日も好きだった、今日も好きだ、明日はもっと好きだ。

いつから嘘だったんだ?
いつから言葉に意味を持たさずオウム返ししていたんだ?

嘘を吐かれていたことも悲しい。
嘘を吐かせていたことも哀しい。

結局、お前もあいつと同じだったんだ。
お前が酷いやつですねと言った、あいつとやっていることは変わらないんだぞ…?

…もうこれでお前とは一生会わないんだろう。
良かったな、こんな面倒くさいやつには付き合うだけ疲れるだけなんだ。

思い出もなにもかも、一気に冷めて…綺麗だったものが一瞬のうちに汚いものになっちまったよ。なぁ…ーーよ、俺の大切だったものを返してくれよ。毎日がキラキラしていて楽しくてドキドキしていたあの頃を。
俺の時間を返せ。
2 リヴァイ
宿を変え、書き込みを拒否し…お前は俺から逃げるだけだ。
ありがとうや大好きでしたと言い捨て、いや言い逃げして。

俺からの言葉を拒絶する。

そんなに俺と関わりたくねぇのか、ーーよ。
そうお前に思わせちまう俺は、一体なんなんだろうな…。
3 リヴァイ
互いの日記も消えた。
もうお前にとって俺は煩わしい過去の人でしかなくなったわけだ…。

お前に告げずに書いていた俺の日記。ついぞお前の目に触れることはなくなったが…
幸せだった。毎日がキラキラしていた。

もう少しすれば、きっと忘れられる。立ち直れる。
キラキラもうっすらぼやけていって…何かの拍子にそう言えばと思い出す程度のことになっていく。

悲しいな、だがお前が望んだ結末。俺が受け入れなければならなかった現実。

前一歩足を踏み出せば世界は変わる。あと一歩踏み出して二歩目への一歩を出せば世界は輝くんだろう。

お前はもうその一歩を踏み出せたか?
俺は…そのもう一歩が出ずに、時々、まだお前がいるんじゃないかって幻に期待して振り返っている。