1 ハンジ・ゾエ

ありがとう

楽しかった思い出も、悲しかった思い出も、幸せだった思い出も、苦しかった思い出も。笑顔も涙も痛みも穏やかな気持ちも……全部、ぜんぶあなたがくれたもの。忘れないよ!ありがとう。
今はあなたとの思い出はキラキラ光ってない。涙で滲んでみえない。
今はあなたを思い出すと胸が苦しくって上手く笑えない。

あなたが悲しまなければいい。苦しまなければいい。そうなる位なら私の事なんか忘れちゃえばいいのにって思うのに、心のどっかでは…忘れないで欲しいなんて思ってる。最悪だ、私。

あなたの前から去った事が、あなたに酷い仕打ちをしただけなのか。それともあなたの為になったのか…もう答え合わせも出来ないね。

それでも、いつか2人で過ごしたあの日々が、全部があたたかな光で輝いて、思い出す度に優しい気持ちになって笑顔になれる日がくるって信じさせて欲しい。

ずるい私が言えなかった一言。それだけが心残り。

さよなら、リヴァイ。
元気でいてね。あなたは強い人だけど、全部1人で背負わないで。大丈夫、私はこれ以上ない位幸せにしてもらったからね!だから次はあなたの番だよ。幸せになってね。幸せにしてもらってね。
ありがとう、あなたに出会えて本当に嬉しかった。

ありがとう。
2 リヴァイ
俺の腕を掴んだクソメガネによく似てやがる。

あれから一ヶ月経った。
この記事を見かけてからももう一ヶ月になる。言葉を残すか迷って一ヶ月経っちまった。

お前が幸せであればいいといつも思う。
全て忘れろと互いに言い合ったが俺の方は今も忘れずに至る。

お前の方こそ誰かに幸せにして貰ってんのか。友人とやらと笑えているか。

悪ぃな。
二人で過ごした日々はまだ忘れられそうにない。だからこそ、ずるい俺は此処に残す。

ありがとう。
共に過ごした時間に感謝を。

また挫けそうになったら喚きに来い。