1 ジャン・キルシュタイン

俺が全部悪い...

エレン、悪い。
お前に返せばまた、お前を苦しめちまうからよ。だから、ここに吐き出しとく。

お前を幸せにしてやれなくて...悪い。
お前が俺のことをどれだけ好きでいてくれたのか...本当に嬉しいと思ってる。
俺が不甲斐無いばかりに、悪い...。
お前くらい好きになってくれた奴はいねぇ...ありがとな。
本当に、ありがとう。

こんな形をとった俺を、許してくれとは言わねぇ...。
ずっと可愛がってやれなくて、悪い...俺が全部悪い。お前は気にせず幸せになれよな...。

お前の言葉が...


お前も幸せになってくれると嬉しいけどよ...。俺より良い相手なんて山ほどいるからよ。
幸せになれよな、エレン...。お前をずっと愛してくれる素敵な相手を見つけろよな。

本当に最後まで我侭言って悪い...ありがとな。
俺も、お前の幸せを願ってるからよ...お前も笑顔で居てくれよな...。
最後は泣かせてばかりで悪い...。


ありがとう。
2 エレン・イェーガー
…別れの言葉なんか吐くなよ。お前の影を探してたら、見つけちまった。

幸せなんて願わなくていい。謝罪もいらない。自分のことばっかり責めるなよ。ジャン、お前が悪いんじゃねぇから。全部悪いなんて思うなよ。

…お前といられないならオレはひとりでいい。

なあ、あの呟き…オレも同じ気持ちだ。今朝我慢出来なくてお前に鳩を飛ばしてた…お前の所に届いたかは、分からねぇけど

…ジャン、お前と話してぇよ。
3 ジャン・キルシュタイン
悪い、話し方や雰囲気は俺の知ってる奴に似てる気はする...けどよ
俺の所には鳩は届いてねぇから、お前が思ってる奴と俺は違う奴かも知れねぇ...。

一応そのことだけ、伝えさせてもらうな。
4 エレン・イェーガー
オレたちが使ってた鳩…今迷子になってるみたいだ。調子が悪いらしい。
だからお前の所に届かなかったのかも…

ジャン、オレはお前を間違えねぇよ。
お前と直接話してぇのにな…お前はどう思ってくれてんだろう。