1 リヴァイ

束の間の温もり

もう直接話せるすべがねぇから気持ちを残してみる。
お前の気持ちや自分の思いを消してしまって何も残らないのは悲しいもんだ。

俺のエゴでお前に近づいた。結果、傷つけた。束の間の温もりは俺にとってはあまりに勿体なさすぎた。自分を綺麗じゃないと言ったお前。
そんなお前を汚してしまったのは俺だ。
…本当は、ずっと繋がっていたかった。
2 リヴァイ
任務が終わった。昨日の俺なら真っ先にお前の顔を思い浮かべていた。
こんなとこなんざ見てねぇだろうけど。それでも、溢れ出る気持ちを吐き出すくらい良いだろう。お前の体温が染み付いて離れねぇ…。それでもいつか忘れちまう時が来るのか。
本当は忘れなきゃいけねぇんだ。

帰ってくるなり俺に抱きついてきたエレン。俺を可愛いと愛でたエレン。
太陽の下で、心から笑っていてくれ。
3 リヴァイ
ただ…お前に会いたい。
もう一度お前の声が聞きたい。
お前に触れたい。
お前に触れられたい。

…現実は残酷だ