1 ジャン・キルシュタイン

一夏の

その半分もねぇくらい。
交わした言葉はごく僅かで、それでも俺はお前に惹かれていたんだと思う。

友人に嫉妬なんて馬鹿げてるか。そりゃそうだ。女々しいか。俺もそう思うよ。
でもな、お前はどれだけ俺が惚れ込んでたか、知らなかったろ?当たり前だな、伝えてねぇんだから。

一度口に出したら引き下がれねぇなら、ずるずる引き摺るんじゃねぇよって誰かぶん殴ってくれねぇかなぁ。