1 リヴァイ

無題

エレン、元気にしているか。
この世界にお前はまだ居るか。
…恋人とは仲良くしているか。

お前には随分世話になった。
春にはまだ早く冬の終わり、俺の短い文章に応えてくれたお前は変わった奴だと思った。
夜中まで話してはお前の睡眠の邪魔をしたり、任務の邪魔をしたり…やりたい放題だったが…とても楽しかった。

自分勝手に別れを切り出しておきながら今更戻って来て欲しいなど都合の良い事は言わん。本心であっても。
だが一言だけ伝えたい事がある。

本当は愛したかった。俺だけのお前であってほしかった。
だが、お前と恋人との仲を裂いてしまう様で怖かった。
今更な事ばかり吐いて悪い。
だが、…伝えたかった。お前は俺にとって正しくエレンだったと。俺にとっての薬だったと。


エレン、好きだ。今でもずっと。