1 ジャン・キルシュタイン

ごめんなさい

兵長、ごめんなさい。生意気な事言って。

悲しみの吐き出し…とは違ぇけど、ちょっとだけ懺悔に来ました。

兵長は不器用な人だから、きっと俺みたいな野郎をキープするより一人の人と幸せになった方が絶対に良いんです。
世辞でも俺の言葉を綺麗だって言ってくれて嬉しかったです。
ただ一つ、俺の生意気な言葉で貴方が傷付いて無いか、それだけが心配で。

ちょっと意地悪言ったのは、小便臭いプライドです。
だって、二の次って直ぐ分かっちまうと振られた様なもんじゃないですか。
でも仕方無いんですよね、きっとその人は凄く素敵な人だから。

俺の事振ったんだから、絶対にその人と幸せになって下さいよ、兵長。
どうか大事にしてやって下さい。

貴方の幸せを心から祈っています。って兵長に伝わるかも分からない独り言を。