1 アルミン・アルレルト

本当は、

全部気付いてるんだ。君が遣っている事、君が思っている事に。
僕は君が思う程鈍感じゃ無いし、其れを見て見ぬ振りが出来る程大人でも無いんだ。
其れとも…態と遣ってるのかな。僕の事を試そうと思ってるの?だとしたら、僕は如何したら良いんだろう。
あんなにも近いと思っていた君が、今はもう姿さえ見え無い位遠いんだ。此れじゃ、何も解ら無いよ。
僕にはもう君と言葉を交わす資格すら無いのかな。…だとしたら、凄く哀しい事だね。

仮面を被った僕から、何処かの君へ。