1 リヴァイ

無題

朝目覚める度に、お前からの鳩が居ないだろうかと窓を覗いちまう。作ると約束したあの料理を予行として作ってみたり、二人で行くと約束したあの場所の地図を眺めてみたり。
俺から離れたってのに、今更何をやってんだか…クソ女々しいったらありゃしねぇな。
戻れるなら戻りてぇ。
けれど、もう戻れねぇ。
お前は幸せにしているだろうか。俺の事はもう忘れたか?
なぁ、…なぁ。
2 リヴァイ
互いに最も悔いの残らねぇ選択をしたつもりだった。
なのに、どうだ。俺の手元には後悔しか残っちゃいねぇ。
会いてぇ、会えねぇ。
戻りてぇ、戻れねぇ。
一人で同じ場所をぐるぐる回りながら、日々思うのはお前の事ばかり。
馬鹿だな、本当に…クソが付く大馬鹿野郎だ、俺は。