1 リヴァイ

もう

限界だ。
俺は壊れることしかできねぇ。

あいつを思い出さないようにする方法なんて、思い浮かばない。

こんな俺なんか、粉々に砕ければいい。
微塵も残らずに消えればいい。
誰にも知られずにこの生涯を終えればいい。

後にも先にも、なにもできねぇ。
こんな生き方をするくらいなら、いっそのこと